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2012/05/13

英語スキルに関する考察 その2

私がボストンで通った語学学校は、入校時にマークシート式のリスニングと文法・リーディングのテストを行い、その得点によってレベル別にクラス編成される。私が入れられたのは、中の下くらいのクラスで、日本人が私の他に1名、その他韓国人・コロンビア人、クウェート人という5名構成である。

前回も書いたとおり、私はリスニングがすこぶる苦手である。リスニング教材の長文に全く歯が立たない。どうかすると先生の言うことも聞き取れないことがある。誰かの力を借りたいが、目下のところコミュニケーションが取れる相手は日本人だけである。彼女の席は輪の反対側で、会話不可である。その彼女のリスニング能力も、私と五十歩百歩の雰囲気である。まあ同じクラスなのだからその程度である。

ところが、同じクラスの外国人たちは少し様子が違う。聞くことも話すことも、私たちと異なり、ほとんど抵抗がないようにみえる。午後の授業からは下のクラスのメンバーも合流して合同授業となるが、そこでも状況は同じで、日本人と比較して、外国人の会話能力は明らかにすぐれている。

リスニング能力が私たちより数段上であるにもかかわらず、彼らの振り分けられたクラスは私たちと同じか、それより下である。この差はどこかと言うと、文法ということになる。私たちが受けてきた英語教育は、そちらに重点が置かれている。
グラマーの授業内容は過去完了だとか仮定法過去だとかである。これならば完璧とはいかないまでも、相当レベルの自信はある。逆に彼らがグラマーの問題に取り組むところを見ていると、結構ぐちゃぐちゃだったりする。

後日、韓国人の仲間に話を聞くと、彼らは幼稚園のころから英会話の教育を受けているのだという。なるほど会話には困らないわけである。つまり文法がどうとか関係ないのである。小さな子供が言葉を覚える過程を考えれば、そのことは明白である。
もっとも、上級クラスの仲間に言わせれば、スピーチ・プレゼンなど、高度な伝達能力を必要とされるようになると、日本人が得意なグラマーが物を言い始めるのだという。要は求められるレベルの差なのだが、どうも日本の英語教育は、八合目から登山をはじめるようなところがあるように感じる。

公文式に通っている私の息子が、最近英語に興味を示し、ぜひ習いたいという。公文式の先生もお勧めだということで、嫁は乗り気のようである。私は上記のような経験から否定的で、先に子供向け英会話から始めるべきではないかと思っている。この類の話で私と嫁の意見が割れることは非常に珍しいのだが、なかなか結論に至らないところである。

【おまけ】語学学校で先生と私の間で交わされた会話。
私 :クラスを下げてほしいのです。
   グラマーは大丈夫なのですが、聞く方が全くダメなのです。
   どうかすると先生の話も聞きとれないのです。
先生:クラスを下げることはできるわ。
   けど、どこのクラスでも先生は英語しか話さないわよ
私 :・・・もう少し頑張ってみます。

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