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2012/06/23

東北新幹線との30年【その1】

今日、2012年6月23日は、東北新幹線が開業してからちょうど30年になる日である。

当時小学校4年生だった私は、東北新幹線開業のニュースをテレビで見た。当時の最高技術で造られた東北新幹線は、時速200kmで走行しても、窓枠に立てたタバコが倒れないほど揺れないことが話題になった。

その年の夏休み、私たちは家族4人で、東京へ遊びに行った。母方の叔父が練馬区に住んでおり、そこを拠点にしていろいろな所へ連れて行ってもらった。

ある日、私たちは家族で上野へ出掛けた。上野で妹は「パンダが見たい」と至極当然の意見を述べ、私は「パンダなんかどうでもいいから電車が見たい」と子供にあるまじきダダをこねた

その結果、母と妹は、大熊猫ホアンホアンの待つ上野動物園へ向かい、私は嫌がる父を無理やり引きずって上野駅の構内をカメラ片手に縦横無尽に駆け回った。

当初の東北新幹線は、東京都内の工事遅れのために、大宮始発となっており、上野-大宮間は「新幹線リレー号」という専用接続列車が結んでいた。
しかもその年の11月に、上越新幹線の開業に伴うダイヤ大改正が予定されていたことから、東北新幹線は1日わずか10往復の暫定ダイヤとなっており、在来線の特急は、盛岡までの全区間で東北新幹線と競合する「やまびこ」4往復(全便)、仙台までの「ひばり」6往復が新幹線への振り替えで廃止となったほかは、そのまま運転を続けていた。

私はその時父に「大宮まで行って新幹線を撮りたい」と哀願したようだが、さすがにそれは却下された
けれども、私の実家に残るアルバムには、この時撮影した、青森行き「はつかり」、仙台行き「ひばり」、山形行き「やまばと」、秋田行き「つばさ」、新潟行き「とき」といった、上野駅全盛期を象徴する列車の貴重な写真が残された。新幹線の写真は撮れなかったが、「新幹線リレー号」の写真も、もちろん残っている。

それから3か月後のダイヤ改正で、「ひばり」「とき」は全廃、「はつかり」は盛岡-青森間の特急となって上野から姿を消し、「やまばと」「つばさ」も合わせて3往復のみが上野始発で残された。

その頃地下工事中だった上野駅へ東北新幹線が延伸され、「新幹線リレー号」もお役御免となるのは、その3年後、1985年3月のことである。

つづく。

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コメント

新幹線リレ一号の写真見たい!!

投稿: おさるさん | 2012/06/24 12:32

>おさるさん
コメントありがとうございます。写真は実家にありますので、公開できなくて残念です。
ご参考までにこちらをどうぞ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BC%E5%8F%B7

投稿: いかさま | 2012/06/25 23:03

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