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2012/06/17

海外の都市交通事情(5) アメリカ・シアトル【その2】空港アクセス

Pa193363前回のブログで書いた、「セントラル・リンク・ライト・レール(LINK)」。
2009年の7月に、シアトル・ダウンタウンからタックウィラ(Tukwila)が開業し、その後12月にはシータック国際空港に乗り入れ、空港アクセスとしての機能を開始した。LRTによる空港アクセスは、私の知る限り珍しいのではないかと思う。

現在、空港からダウンタウンへの交通機関は、LINKもしくはグレイライン(シャトルバス)を利用する方法がある。料金が安いのはLINKである。

以前はメトロバスの174番・194番が空港とダウンタウンを結んでいたが、前者は2009年7月のLINK暫定開業時、後者もLINKの空港乗り入れ後に廃止となっている。最新のガイドブックやwikipedia等でも、未だに堂々とこの2本のバスを空港アクセスとして掲載しているものがあるから、注意が必要である。

Img044_2私がシアトルを訪れた2009年の10月には、すでに174番は系統番号としては残っていたものの、空港ともダウンタウンとも無縁の路線になっていた。それを知らずに、私は手持ちの最新のガイドブックを頼りに、ひたすら174番のバスを探したのだが、当然見つかるはずもない。
空港ターミナルのバス案内所で説明を受けて、私は初めてその事実を知った。案内所のパンフレットで確認し、私は専用シャトルバス(無料)に乗ること10分弱、タックウィラからLINKに乗り継ぎ、ダウンタウンへ向かった。LINKの乗客は少なく、空港アクセスはまだ194番のメトロバスが主流だった。

Pa193364この話には続きがある。
翌日、私はシアトル郊外にある「航空博物館」を目指していた。コンコルドやエア・フォース・ワン(大統領専用機)を始め、世界各国の航空機を集めた一大ミュージアムで、ボーイング社の工場に近い。

この博物館へのアクセスは、手持ちのガイドブックによると、「174番のバス」と書いてある。この情報が全くの古新聞であることは昨日の段階ではっきりしている。
空港へ向かう途中にあるのだから、空港行きのバスに乗ればよかろうと、私は停留所から194番のバスに乗車した。

ところが、194番のバスは、航空博物館のあるベイエリアを経由せず、山手側のフリーウェイに入り、空港までノンストップで走ってしまった。フリーウェイの途中から、右手海側にボーイング社の巨大な工場が見えたが、下車することはかなわない。

Img0452結局私は、二日続けてシータック空港のバス案内所の世話になり、再びシャトルバスでタックウィラへ向かい、そこから124番のバスに乗って航空博物館にたどり着いた。
この124番のバスが、旧174番のシータック空港-タックウィラ間を切り落とした路線なのである。ちなみにこちらの路線は現在も健在だが、空港アクセスの194番は先述のとおり現存しない。

私が基本的にガイドブックを当てにせず、自力で情報収集を試みるようになったのは、この一件からである。

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