« 【ちょうど1年前の旅 (5)】個性派ぞろいのJR九州特急 | トップページ | 【ちょうど1年前の旅 (7)】四国・中国1日縦断 »

2012/07/14

【ちょうど1年前の旅 (6)】熊本・鹿児島の電車乗り歩き

順番は前後するが、九州新幹線乗りつぶし途上の話。

P7095947「つばめ」で降り立った熊本駅前から、熊本市交通局(熊本市電)の電車に乗る。A系統健軍町行きの電車を、繁華街に近い辛島町で下車。健軍町から来たB系統上熊本駅前行きに乗り継ぐと、2車体連結の0800形超低床電車である。熊本市電は日本で最初に超低床電車を投入した鉄道で、現在、他の形式を合わせ、7編成が在籍している。車体が長いためか、ワンマン運転ではなく、料金収受のための乗務員も乗っている。

P7095951 P7095952
終点の上熊本駅前は、電停の分際で洋風のずいぶん立派な駅舎を持っている。もともとJR上熊本駅の駅舎だったものが、JR線の高架化に伴い、電停に移設されたのだという。
譲った側のJR駅はというと、仮普請のようなチープなプレハブ駅舎になっている。さらに、これから私が乗車する熊本電鉄の駅は、チープを超えていかにもみすぼらしい姿である。

P7095956 P7095958
駅舎がこれならば、電車もみすぼらしい。東急からお輿入れした「青ガエル」5000形電車は、すでに車齢50年を超えるロートル。熊本へ来てからもすでに30年が過ぎている。
東急カラーに復元された電車の車内は薄暗く、運賃表は今や田舎のバスでも見かけなくなった幕式。吊革には「東急百貨店」や「東横のれん街」の文字がそのまま残っている。

P7095961 P7095962_2
北熊本で乗り換えた御代志行きの電車は、元東京都営地下鉄三田線の6000形電車。こちらは2両編成である。熊本へ来てから15年ほどと、5000形に比べれば日は浅いが、こちらも車齢は40年を超えている

黒川から国道387号線とほぼぴったり並走し、御代志に到着。線路は昔、ここから菊池まで伸びていたが、1986年に廃止になっている。ホーム前のバス乗り場が、その形状から、もともとプラットホームであったことを窺わせる。

御代志から引き返し、北熊本からの藤崎線をたどると、ところどころに併用軌道も混じる。路面電車然とした線路上を、地下鉄サイズの電車が走る姿は、なんともアンバランスだ。

P7095974終点の藤崎宮前からアーケード街を抜けて、市電の通町筋電停からB系統健軍町行きの電車に乗る。こちらも超低床電車で、非常に混んでいる。25分ほどで終点の健軍町に着き、上熊本駅前行きとなってすぐに折り返す。
辛島町で後続のA系統に乗り継ぎ、熊本駅前を素通りして、数百m先の終点、田崎橋で市電を完乗した。

P7105989翌日には鹿児島市交通局の路面電車も乗り歩いた。日曜日の午前という時間帯のせいもあって、比較的電車は空いており、のんびりとした空気が漂っていたが、こちらも超低床電車の導入が順調に進んでおり、2型式13両が在籍する。軌道のセンターポール化や軌道緑化もいち早く手掛けており、電車を大事にしようという姿勢がうかがえる。
札幌市には、熊本・鹿児島の爪の垢を煎じて飲ませてやらねばならない。

|

« 【ちょうど1年前の旅 (5)】個性派ぞろいのJR九州特急 | トップページ | 【ちょうど1年前の旅 (7)】四国・中国1日縦断 »

鉄道の旅人」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【ちょうど1年前の旅 (6)】熊本・鹿児島の電車乗り歩き:

« 【ちょうど1年前の旅 (5)】個性派ぞろいのJR九州特急 | トップページ | 【ちょうど1年前の旅 (7)】四国・中国1日縦断 »