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2012/07/24

海外の都市交通事情(9) イギリス・ロンドン【その3】 ターミナル

しつこいようだが、オリンピック直前記念・ロンドン交通情報その3。

ロンドンからイギリス各都市へ向かう長距離列車のターミナルは、おおよそ方面別に分散されて、ロンドン市街地を囲むように配置されている。これらの駅は「ロンドン・ターミナル」と呼ばれて、営業上便宜的に同一駅として扱われる。各駅間は地下鉄で結ばれている。

東京における東京・上野・新宿の各駅と同じようなスタイルだが、純然たる終着駅だけでも10駅以上ある。世界的に見てもこれほどターミナルが分散している都市は少ないだろう。

以下、私が実際に訪問した駅を中心に紹介する。

1.セント・パンクラス駅(St.Pancrass)
Pb064165 Pb074193
パリ
ブリュッセルへ向かう「ユーロスター」の発着駅である。イングランド中東部へ向かう長距離列車の発着駅でもある。ゴシック様式の大きな時計台を持った古くからの駅舎の隣に、国際ターミナルが増築されている。
私は2009年、ここからパリ北駅行きの「ユーロスター」に乗った。改札口はないが、出入国審査セキュリティチェックが行われており、駅というよりは空港のような雰囲気である。

2.キングス・クロス駅(King's Cross)
Pb064166セントパンクラスと道路を隔てて隣接しており、北部のケンブリッジヨークスコットランド方面へのターミナルである。こちらも時計塔付だが、背は低く、全般に地味な感じである。この2駅は地下鉄のセントパンクラス・キングスクロス駅を介してつながっている。



3.ユーストン駅(Euston)

08101221 08101222
セント・パンクラス駅と、大英図書館を挟んで西側に位置する。平べったいつくりの駅舎は近代的で、ヨーロッパの伝統的な駅舎を見慣れた身には幾分物足りなく見える。ロンドンから北西方向、バーミンガムリバプールなどへ向かう列車がここから出発する。
私は2008年に、この駅からマンチェスター・ピカデリィ駅までの列車に乗った。出発前にコンコースにあるバーガーキングで昼食を食べてから乗ったのだが、ひどく胃もたれした記憶だけが残っている。

4.パディントン駅(Paddington)
Pb064170 Pb064167
アガサ・クリスティの小説
のタイトルにもなった駅。市内西部にあり、先に書いたヒースローエクスプレスや、オックスフォードブリストルなど、西方面への列車のターミナルである。Pb064171国王一家の別邸のあるウィンザーへは、この駅から約20分のスラウ(Slough)で支線に乗り換え、終点のウィンザー中央駅で下車するのが最も早い。私もこのルートを利用した。
駅自体は周辺のビル群に囲まれて奥まった場所にあり、ややわかりにくいが、駅構内は驚くほど広い。コンコースに回転寿司屋があるのも驚きだった。

5.ウォータールー駅(Waterloo)
こちらは未訪問だが、ウィンザーへのもうひとつのルートは、ウォータールー駅からウィンザー・イートン・リバーサイド駅までの直通列車である。乗り換え不要だが所要時間は55分と、こちらの方が多くかかる。
ウィータールー駅は主としてポーツマスウィンチェスターなど南西部方面への列車が発着する。2007年までは「ユーロスター」も発着していたが、ロンドン付近の高速新線開業とともにセント・パンクラス発着に改められた。国際列車用の駅は現在閉鎖されているという。

この他にも、ドーバーなど南東部方面への列車が発着するチャリング・クロス駅(Charing Cross)やヴィクトリア駅(Victoria)、北東部方面へのリヴァプール・ストリート駅(Liverpool Street)など、個性的なターミナルがある。鉄道や建築に興味がある人ならば、ターミナルめぐりだけで1日潰せるに違いない

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