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2012/08/01

本棚:西村京太郎の世界(1)

ご幼少の頃からの「本好き」にして「鉄道好き」の私が、トラベルミステリーと触れ合うようになったのは、小学校4年生の年だから、もうかれこれ30年前になる。

4061833774きっかけは、父が暇潰しに買ってきた、西村京太郎の「特急さくら殺人事件」である。
東京で発見された水死体。殺人の容疑者はその直前まで九州で仕事をしていたというアリバイを主張している。そのアリバイを崩すために、警視庁捜査一課の十津川警部亀井刑事が奔走する…というストーリーである。

わずか10歳の子供が、本文中に死体がゴロゴロ転がる小説に手を染めるのもどうかとは思うが、当時、子供向けの本に少し飽き飽きしていた私は、「大人向け」「鉄道」というところに強く惹かれて、非常に楽しく読んだ。

元来、ひとりの作家にはまると、その作家の本を片っ端から読みたくなる性分の私は、少ない小遣いをやりくりしたり、あるいは図書館に通ったりと、その後10年にわたり、西村京太郎のトラベルミステリーを読み漁るようになる。今も岐阜の実家に帰ると、押入れの奥に、おそらく150冊くらいの「西村本」が眠っている。

Brue_train「トラベルミステリー」の第1作とされる「寝台特急殺人事件」が刊行されたのは、1978年。舞台となるブルートレイン「はやぶさ」と「富士」は、当時まったく同一の編成を使用しており、行先もともに西鹿児島(現在の鹿児島中央)。違うのは「はやぶさ」が熊本経由、「富士」が大分・宮崎経由という点だけであることを利用したトリックの作品である。

それから35年。別々の列車だった「富士」「はやぶさ」は、「さくら」が廃止となった2005年から併結されて1本の列車となり、2009年には列車廃止となり消滅した。
西村京太郎のトラベルミステリーは、「寝台特急殺人事件」が出世作となって、これまでにおよそ500冊が出版されている。

その主人公である十津川警部。原作中における設定は、40歳、警視庁捜査一課の警部。35年間経っても年も取らなければ昇進もしない。サザエさん状態に突入している。
うちの親父より年上だったはずの十津川警部と私は、今月、同い年になる

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コメント

おはようございます。
本がお好きなんですね。
しかも、そっち系の本が。
私は、活字は小さいころからあまり得意ではありませんでしたから、その流れで今日まで来ています。

子供のころあえて読破したのは、生徒諸君というアニメぐらいでしょうか。
あれは泣けました。最近で絵本や加藤ていぞうさんの本を読んでいましたがここのところ図書館へいく気力もなく過ごしています。

で、現在の年齢が40歳におなりになるということで間違いないですか?僅かな30代を楽しんでお過ごしくださいね^^

投稿: 華凜 | 2012/08/02 09:32

>華凛さん
いつもありがとうございます。
「そっち系」というのがどの辺を指しているのか気になりますが(笑)、とにかくガキの頃から活字大好きでした。多少波はありますが、現在に至るまでよく本は読んでいます。
「生徒諸君!」は庄司陽子の漫画ですね。確か小泉今日子で映画化されていたように覚えています。見ていませんが(汗)

で、年齢につきましては、ご指摘のとおりです。あと2週間ほどで介護保険料の支払い義務が発生します。

投稿: いかさま | 2012/08/04 23:35

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