« 北関東の未乗路線乗り歩き【その7】筑波山ケーブル始末記(2) | トップページ | 北関東の未乗路線乗り歩き【総括】 »

2012/09/05

江差線一部廃止問題(3) 地元自治体に正式提案へ

既報の、JR北海道江差線・木古内-江差間の廃止報道に関して、動きがあった。

昨9月3日、JR北海道は、2014年春をもって同区間を廃止する方針を、木古内・上ノ国・江差の沿線3町長に対し、正式に伝えた

この内容については、JR北海道のホームページにアップされている。
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2012/120903-3.pdf
こういうプレスリリース内容としては珍しく、比較的丁寧に説明されているので、そちらを参照していただくとして、要するに、

(1) 輸送密度が低くて大赤字である。
(2) よって老朽した設備の更新に投資するだけの効果がない
(3) 新幹線の開通で「飛び地」になったら余計効率が悪くなる
(4) 代替交通機関の確保に向けては協力するので理解願いたい。

ということである。

これに対し、地元自治体の反応を、9月4日の北海道新聞が報じている。
3町長は「町民や議会と協議して住民の足の確保を考えたい」と、賛否や今後についての明言は避けたが、その一方で、誰のコメントかは明記されていないが、
企業経営上致し方ない面もある」
「3町が三セクで経営していくのは無理
「廃止後の代替案はバスしか考えられない
と、ほぼ鉄道による存続は無理との雰囲気が漂うコメントも残しているようだ。

3町ではいずれも来週から始まる町議会で協議を進めるほか、3町による協議会を立ち上げて対応を話し合うことにしているという。

現在の鉄道事業法のスキームでは、鉄道事業者は、廃止の1年前に国に届け出れば、自治体の同意なく路線を廃止することができることになっている。
ただ、実際には、自治体を無視して強引に廃止を進めれば、軋轢が生じて問題が複雑化するのは明らかなので、JR北海道も今回のような手順を踏んだのであるが、仮にJR北海道の廃止提案に対して、自治体が結束して「廃止反対」を打ち出したとしても、上記のようなスキームになっている以上、言葉は悪いが「無意味である。

今後は、「通院などの利用客の感情を踏まえた対応が必要だ」と上ノ国町長が語るように、代替交通機関をどのように整備していくかに焦点が当たっていくことになるだろう。これについては、また別の機会に検討を加えてみることにしたい。

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログへ にほんブログ村 鉄道ブログへ

|

« 北関東の未乗路線乗り歩き【その7】筑波山ケーブル始末記(2) | トップページ | 北関東の未乗路線乗り歩き【総括】 »

鉄道の旅人」カテゴリの記事

北海道の旅人」カテゴリの記事

JR北海道経営問題」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 江差線一部廃止問題(3) 地元自治体に正式提案へ:

« 北関東の未乗路線乗り歩き【その7】筑波山ケーブル始末記(2) | トップページ | 北関東の未乗路線乗り歩き【総括】 »