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2012/09/18

18きっぷの残り滓(2) 昔石炭・今メロン、夕張へ

前回からの続き。

Dscn1184苫小牧からは室蘭本線の列車で追分へ。この区間と石勝線の支線、新夕張-夕張間は、記録上1991年の秋に乗車済だが、当時の記憶があいまいなので、乗り直しておく。本数が少ない区間で、私の組んだ今回の行程は、ロスの少ない絶妙なものだが、大体考えることは誰しも同じらしく、車内にはその筋の人の姿が8人ほど見える。

Dscn1187追分で新夕張行きの普通列車に乗り換え。次の東追分は、今年の冬に貨物列車が脱線し、ポイントを覆うシェルターが破壊された。壊れた部分は修復されて、そこだけ真新しくなっている。一部の普通列車も通過する小さな駅だが、酪農家の牧草地と畑が駅の目の前まで広がってきている。めったにない風景である。

Dscn1188新夕張で再び乗り換えて、夕張へ。この周辺は、以前岩見沢に住んでいたとき、仕事で定期的に通ってきたところで、並行する道路は何十回と走っているが、列車から眺める景色はまた格別である。名産の夕張メロンの収穫はほぼ終わり、来たるべき冬に備え、ビニールを剥がして骨だけになったハウスがずらりと立ち並ぶ。

Dscn1194清水沢からは、かつて大夕張方面への三菱石炭鉱業の鉄道線が分岐していたが、旅客と貨物の減少で1987年に廃止されている。駅舎とホームの間の広いスペースが、歴史を伝えている。終点の夕張駅も、もとは市街地の先、炭鉱の入口付近にあったのだが、閉山で1.3km、さらに観光目的で0.8kmと手前に移転してきている。

Dscn1191夕張駅は、ホテルマウントレースイの立派な建物の前で、小さく肩を丸めるようにして建つ。列車を降り立ったのは15人ほどだが、およそ半数はその筋の人々である。駅舎は近年小奇麗に改装され、カフェも合築されている。駅前には、私が通った当時はなかった屋台村などもあって、それなりの雰囲気になっている。

Dscn1207滞在8分、12時30分の列車で折り返す。この列車は新夕張・追分を経て、千歳まで直通運転される。新夕張では特急の追い抜きのため長時間停車。駅前の「道の駅・夕張メロード」で「鹿肉バーガー」を買う。鹿肉が苦手ならばジンギスカンに替えてくれるというが、いずれにしても普通のハンバーガーサイズで580円は高い

Dscn1181 Dscn1192
千歳から快速「エアポート」で札幌へ戻り、2日間の小さな旅は終わった。
2日間に乗った列車のうち、2429Dを含む5本の列車が、キハ40形ディーゼルカーの1両または2両編成。近代的で小ざっぱりとした最近の電車が多い中で、国鉄、あるいは昭和の色合いを残す車両は、機能一辺倒だが、旅先で巡り合うとなんとも旅心をくすぐられる雰囲気である。

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