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2012/12/19

12月と鉄道

10月、11月に続いて12月も鉄道旅行には不向きな季節である。
最大の理由は気候である。まず寒い。加えて日照時間が短い。せっかくならば景色の見える時間帯に列車に揺られたいのが人情だが、北海道など午後5時前にはすでに真っ暗である。

それでも、過去の記録を確認してみると、まとまった乗車距離を示しているのが、1991年、2006年、2010年と3回ある。

このうち1991年・2010年の2回は、鉄道で岐阜の実家まで帰省した年である。
北海道~岐阜という長距離帰省を宿命づけられた我が家の場合、交通手段は大半の場合において飛行機である。けれども、時間に余裕があるときなどは、行程に変化をつけたくなる。
その手段はフェリーだったり鉄道だったりするのだが、鉄道で帰るのだとすれば一目散に岐阜を目指すのはなんだかもったいない。おのずとどこかに寄り道することになり、乗車距離はわずかずつではあるが確実に増えていく。

帰省にまつわる岐阜~北海道の移動バリエーションは冬に限らず豊富で、そのあたりの経過はいずれまとめようと思うが、残るひとつ、2006年はやや事情が異なる。

私が当時在籍していた岩見沢のブランチのボスは、私が今の会社に就職した当時の教育担当課長で、ずいぶんお世話になった人である。
この人がいわゆる「」の方であった。時間を見つけては未乗になっている路線を乗り歩いておられたようで、帰ってくるたびに
「今回は○○線と△△線に乗ってきた」とか、
「これで西日本のJR線は全部終わった
などと楽しそうにお話をされるのであった。

就職以降、私の鉄道乗りつぶし熱はかなり下火になっていた。
完全に火が消えた状態ではないが、料理で言えば最低限の保温だけは続けている、トロ火のような状態である。記録を取り始めた1987年から1995年までの9年間での乗車距離は18,340km。それから2005年までの10年間で新たに乗車した距離は1,000kmにも満たない

しかし、トロ火と言っても火は火である。燃料さえ投下されれば一気に燃え広がるようになっている。私にそんな楽しそうな話を聞かせるとは、これはもう立派な放火行為である。私の乗りつぶし熱は、トロ火から一気にどんど焼き状態へと盛り上がりを見せた。

ひとたびそう思い立つと、即座に行動を起こさずにはいられないのが私の性格である。金は何とかなる。寒いだの日が短いだの、旅行に不向きな季節だなどと言ってはいられない。
私は、妊娠8か月の嫁を説き伏せ、就職以来初めて、純粋に鉄道に乗るためだけに有給休暇を取り、12月中旬の金曜、終業後の飛行機で羽田へと飛んだ。

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コメント

旅に出るため妊娠8か月の嫁を説き伏せることができる
ことが素晴らしい(笑)

そのような状況でそんなことを口にしていたなら
今の家庭はありません

投稿: buzzっち | 2012/12/21 06:22

>buzzっちさん
いつもありがとうございます。お返事が遅くなりまして申し訳ありません。

趣味に関してはとっくに諦められているというか、野放しというか、いずれにせよ金がなければ動けない趣味なので(笑)、大した頻度でないと思われているらしく、あまり異論を唱えられたことはありません。
しかしやはり、現在に至っても、子供の世話を任せきりにする、だとか、こちら側にも引け目があるので、旅行前後はかなりおとなしく振舞っています。ひょっとすると嫁はそこらあたりの効果をひそかに狙っているのかも知れませんね(笑)

投稿: いかさま | 2012/12/23 23:30

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