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2012/12/23

2006年12月の旅【その1】嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車

2006年の12月、上司に触発された旅の顛末その1。

12月16日土曜日、東海道本線の普通列車と新幹線を乗り継いで京都へ。9時54分の山陰本線普通列車で約30分、馬堀で下車する。ここから歩いて5分ほどのところに、嵯峨野観光鉄道トロッコ亀岡駅がある。

2006121605嵯峨野観光鉄道は、トロッコ亀岡とトロッコ嵯峨を結ぶ観光鉄道である。もともとJR山陰本線だったこの区間の線路は、保津峡沿いで線形が悪く、複線電化工事にあたって蛇行する保津川をトンネルと鉄橋で串刺すように新設された複線の新線に切り替えられた。本来の鉄道としての役割を終えた路線を観光路線化したのがこの鉄道である。12月末から2月末までは冬季運休となっており、滑り込みセーフである。

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5両編成のトロッコ列車は完全指定制で、私のあてがわれた席は5号車。乗り込んでみると、他の車両がガラス張りになっている中で、この車両だけが窓全開の吹きさらしである。床までもが側溝のフタのような格子状になっており、足元のレールが透けて見える。「ザ・リッチ」と呼ばれるこの席は、当トロッコの最特等席であるが、この時期、防寒態勢を固めてこないと味わうことができない。

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それでも車内にはたくさんの観光客が乗って、保津峡の深い谷をのんびり走るトロッコ列車の旅を楽しんでいる。山と線路にだけ挟まれ、複雑にS字を描く保津川の流れは穏やかだ。蒼い水面に、時折飛び出した小さな岩に当たる水の飛沫だけが白く浮かび上がり、曇りがちの空とも相まって水墨画のように見える。春は桜、秋は紅葉と、季節ごとにいろいろな風景を浮かび上がらせてくれるのだろう。

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終点のトロッコ嵯峨駅は、JR嵯峨嵐山駅に併設されている。京都名所のひとつ、嵐山のはずれに位置し、渡月橋も近い。橋の手前には「らんでん」こと京福嵐山線の嵐山駅、対岸には阪急嵐山線の嵐山駅がある。
しかし、毎度のことながら、渡月橋にも嵐山の景観にも、差し当たって用はない
私はこの後、嵯峨嵐山から綾部→西舞鶴→宮津→福知山→綾部→豊岡と未乗路線をひたすら乗り歩き、豊岡からはカニの匂いが車内に充満した播但線経由新大阪行きの特急「はまかぜ6号」で姫路、さらに新快速に乗り継いで神戸方面へと向かった。

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コメント

「らんでん」だったんですね
今日の今日まで「らいでん」ばっかりだと
勉強になります φ(・ω・ )メモメモ

嵐山の景観にもさしあたって用はないとは
もったいのうございます(笑)
ということは、殆どの写真が電車と駅だけ
なんでしょうか? 

投稿: buzzっち | 2012/12/24 06:42

>buzzっちさん
いつもありがとうございます。

ずっと昔に読んだ、私鉄特集の「コロタン文庫」で、「らんでん」「えいでん」セットで紹介されていました。
「らいでん」と言えば相撲取りか、北海道後志地方、共和町のメロン・すいかのブランドですね。糖度が乗っておいしいですよ。ぜひご賞味ください。

あと、旅行の写真については、残念ながらbuzzっちさん御懸念のとおりです(笑)

投稿: いかさま | 2012/12/26 00:21

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