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2013/01/14

船旅ざんまい【4】太平洋フェリー「いしかり」(2)

名古屋~苫小牧の所要時間は40時間翌々日11時の苫小牧到着までを、逃げ場のない環境で過ごすことになる。このため、「いしかり」の船内にはさまざまな設備や、イベントが用意されている。

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乗船初日、船室で持ち込みの夕食を済ませ、何はともあれ入浴
「いしかり」の大浴場は、浴場こそ行きの「フェリーしらかば」と同等かやや大きいくらいだが、脱衣場が広々としてゆったり。先客5~6人ほどと空いた浴場で、たっぷりと体を温める。
大浴場は、各港入港の30分前まで利用することができ、もちろん深夜・早朝もOK。1日に2度、3度と風呂につかるのも、また贅沢な時間である。

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入浴後は、家族そろって「ラウンジ・ミコノス」へ。
ここでは、初日・2日目ともに、20時頃から1時間程度のショーが開かれる。この日のショーは3人組のバンドによるジャズ演奏。100人以上も入れるラウンジは、8割方席が埋まるにぎわい。演奏曲は、定番のジャズナンバーからポピュラーソングのアレンジまで幅広い。ショーの内容は、当然だが便によって変わる。

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個室の船客には比較的必要性が薄いかもしれないが、フリースペースもふんだん。エントランスホールの脇に展望ロビー、1フロア上がった6デッキの階段周りもフリーのサロンになっている。食堂やラウンジへと向かう通路はプロムナードになっており、海に向いたカウンターテーブルもあって、読書にも最適。コンセントも用意されているので、手持ちのDVDプレイヤーやパソコンを使うこともできる。完全区分の喫煙コーナーもある。

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中央にはスケルトンのピアノも置かれており、午後になるとラウンジショーの出演バンドが、ここでミニコンサートを行う。
また、サロンの一角には、子供用の乗組員制服も用意されていて、自由に写真を撮ることができる。こういう服装をするだけで、日頃だらしない坊主どもがシャキッとして見えるから不思議である。

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朝・昼・夜の時間帯は、6デッキのカフェ「ヨットクラブ」も営業しており、飲み物や軽食をとることもできる。カウンターに置かれた給茶器は、「ヨットクラブ」の非営業時も利用することができ、飲み物にも困らない。

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2日目の昼、夜は、レストランで食事。いずれもバイキング形式になっている。昼は大人1,000円、子供800円、夜は大人2,000円、子供1,200円と、市中のバイキングよりやや高めで、とりたてておいしいわけではないが、好きな物を好きなだけ取って食べられるのは魅力的だ。好きでないものを食べなくてよいから、子供たちの食も進む


せっかくなので、今回利用できなかった船室も少し紹介。

Dscn1616長距離、長時間の船旅のせいか、「フェリーしらかば」など他航路の船に比べて、「雑魚寝」と通称される2等船室の比率が低いのが特徴である。4室、68名分の2等船室は、雑魚寝といえども荷物置き場で区画が区分されている。頭のあたりが軽く目隠しになっているのは、プライバシーに配慮した最近の船らしい感じがある。

Dscn16092等寝台相当のベッドは224台。うち124台は、2段式の「B寝台」である。単純二段式でなく、下段と上段を互い違いに組み合わせた構造は「おこもり感」が強い。就寝時にはブラインドを下ろす。残る100台は、1段式で寝台内にテレビが設けられた「A寝台」である。

この他、写真は撮れなかったが、ロイヤルスイート・スイートが各1室、セミスイートが2室、特等が和洋合わせて63室、1等が同じく80室と、計147室の個室がある。
船内の豪華な設備や数々のイベント、個室の比率の高さなどを考えても、フェリーというよりは、クルーズ船に近いような感覚で、まさに国内長距離フェリーの王様と呼ぶにふさわしいと思う。

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コメント

レストラン、カウンターの椅子は
しっかりとしていて、座り心地が
良さそうですね
20数年前に乗ったものとは
雲泥の差があります(笑)

投稿: buzzっち | 2013/01/15 08:28

>buzzっちさん
いつもありがとうございます。

椅子、確かにホテルのそれを思わせるような、ひかくてきしっかりとした物が使われていますね。
でも、掲載の写真で見ていただけるかと思いますが、サロンといいレストランといい、椅子という椅子はすべてチェーンで固定されて大きく動かないようになっています。
海が荒れたときに困った事態にならないよう、自衛策なんですね(笑)

投稿: いかさま | 2013/01/16 01:10

(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-
いかさまファミリーの登場ですね~
息子さんおふたり?
とっても喜んだでしょ?こんな素敵な船旅!!
いいお父さんだなぁ~

投稿: と~まの夢 | 2013/01/17 18:43

>と~まの夢さん
いつもありがとうございます。
これがいかさまファミリーです。顔はご想像にお任せしますが、1号は僕のコピーロボットと言われています(笑)。

この船旅、子供が喜んでくれれば、と思って企画したのですが、意外にも子供より嫁が喜んだようです。子供の反応は、ぶっちゃけ薄かったです(泣)。

投稿: いかさま | 2013/01/17 22:56

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