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2013/04/06

青春18きっぷの話【3】初めてのひとり旅(2)

続き。

イベントは一泊会を経て翌朝解散となった。50人ほどの参加者は、これまでもこうしたイベントなどを通じてそれぞれに交友関係があるのか、何人かがひとかたまりとなって、それぞれに散っていた。私は予定ではこの先、普通列車を乗り継いで東京へ戻り、新宿から上諏訪行き夜行普通列車に乗るだけなのだから、別段ひとりでも全く構わないのだが、皆さんが楽しそうに去っていく姿を見ていると、それはそれでなんとなくさびしい感じになる

そんな私を見かねたのか、東京方面へ帰るという3人の参加者の方が、私に声を掛けてくれた。春から高校2年生になるKTさんとKHさん、それに確か高校3年生になるWさん。KTさんは今回のイベントの幹事のひとりだった。前回の会津若松駅前での写真は、このKTさんが撮ってくれたものである。

Arashi082_34人で磐越西線の電車に揺られて郡山へ。そこから東北本線の電車を黒磯で乗り継ぎ、宇都宮へと向かう。宇都宮の駅前を散策し、さて東京方面へ向かおう、というところで、KTさんが黒磯までの電車の中に忘れ物をしたことに気付き、みんなで黒磯まで引き返す。こういうとき、乗り放題の「青春18きっぷ」はありがたい。

Arashi081さて、黒磯まで引き返したところ、KTさんの忘れ物は電車に乗ったまま郡山方面へ引き返していったらしい。KTさんはひとり、忘れ物を追って再び東北本線を北へと向かっていった。
残った私たちは、黒磯からの全席指定快速「フェアーウェイ」で新宿へ。「大垣夜行」と同じ165系電車の3両編成だが、濃淡のグリーンを基調とした塗装に塗り替えられている。座席もグリーン車用の深いリクライニングシートに取り替えられていた。新宿-新潟(-村上)間で運転されていた夜行快速「ムーンライト」の東京での帯泊間合いを利用して設定された、那須方面へのゴルフ客をターゲットにした列車である。東北本線の列車は上野発着が常識だった時代、新宿発着の列車も珍しい存在だった。

この旅で初心者の私を介抱してくれた3人の方とはその後もしばらく年賀状などで交流があり、KTさんとはその後何度か東京でお会いしたほか、わざわざ一度私の実家まで遊びに来てくれた
そのうちにお互い大学に進学し、ほどなくして私がレイルウェイライター氏の読者サークルから抜けたあたりで音信は途絶えた。けれども昨年、Facebookを通じてKTさんと再び連絡が取れるようになり、現在に至っている。
ネット社会とはまことに便利なものだと痛感するが、その一方で固定電話と手紙だけが連絡の手段だった時代の交流を、時にふと懐かしく思う。

もう1回続く。

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