« 2008年欧州の旅【5】フランスからイギリスへ | トップページ | 本棚:「東條英機 歴史の証言」渡部昇一 »

2014/08/13

2008年欧州の旅【6】イギリスの休日と列車の旅

続き。

10月12日、日曜日。午前中を観光にあてる。

08101202 08101206
ラッセル・スクエアのホテルを朝8時に出発して、てくてく歩くことおよそ30分、まずはバッキンガム宮殿へ。今もエリザベス女王の公邸として使われている宮殿は、夏期間に限り内部も一般公開しているが、あいにく10月では期間外。名物の衛兵交代式は朝10時から行われるが、それを待っている時間はない。後ろ髪を引かれる気持ちで宮殿を後にする。

08101215 08101216
そこからセント・ジェームズ・パークに沿って10分ほど歩き、ウェストミンスター寺院の横を抜けるとテムズ川に出る。観光船が行き来する広い川のほとりには、朝9時という早い時間にも関わらず、多くの観光客が繰り出している。
そのテムズ川のほとりに立つ大きな時計塔がビッグ・ベン。ゴシック様式の荘厳な建物だが、建造は19世紀半ばと意外に新しい。先輩Iさんがトイレを探して周囲を徘徊。便意を催したようである。ようやくトイレを見つけ、すっきりして戻ったIさんを、ボスが
「Iさん、ビッグ・ベンでビッグ・便」とからかう。

08101217
それから大英博物館へ廻り、入場無料であることに驚きながら1時間ほどで見学を済ませると、次の目的地への移動に向けたタイムリミット。あまりに駆け足過ぎる観光の時間は終了し、私たちはホテルに預けてあった荷物を持って、ロンドン・ユーストン駅へと向かった。

08101221 08101224
ユーストン駅で軽めの昼食を取り、この研修初めての長距離列車で、ロンドンの北300kmほどのところにあるマンチェスターへ向かう。
イギリスの鉄道は、全国一元の線路所有会社「ネットワーク・レイル」が所有する線路の上を、複数の列車運行会社が列車を走らせるしくみになっている。ロンドン~マンチェスター間の列車の多くは「ヴァージン・トレインズ」という運行会社が運行している。

08101225 08101226
ロマンスシートが並ぶ、ごく普通の車内だが、日本と異なり座席の回転はできない。真ん中を境に、座席が中央を向いて並んでいる。かなり混雑しており、私たちの指定した座席にはどういうわけか先客が座っている。チケットを見せながらつたない英語で説明するが、さっぱり要領を得ない。通りがかった車掌にも同じように説明するが、まったく相手にしてもらえない。仕方なく空いている席に分散して座るが、どういう仕組みなのだろうと思う。品揃えの充実したカフェテリアが連結されており、息抜きになる。

08101228 08101234
所要時間3時間36分、16時44分にマンチェスター・ピカデリー駅に到着。無骨なドームが天井を覆う駅には、明日の視察先の方が迎えに出てくださっていた。
その方々の案内で、その日の夜は市街地のパブへ。多くの客でにぎわうオープンカフェを囲む、メルヘンチックな建物の店内で食事。飲みなれないビールを何倍も飲んで、かなり酔いが廻ったようである。

08101233 食事を終わって店の外へ出ると、夜8時近い町はにぎやか。広場の向こうには大きな観覧車も回っている。その回転スピードたるや、日本の観覧車の2倍から3倍。一瞬酔いのせいかと目をこすってみたが、何度見ても猛烈なスピードで回転している。乗っている客の姿は確認できなかったが、どうやって乗り降りするのだろう、と私はホテルに戻ってベッドに入ってからも、しばらく不思議で寝付けなかった。

続く。


ランキング参加中です。よろしかったら、
ポチっとな
にほんブログ村 鉄道ブログへ
 にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道旅行へ  鉄道コム

|

« 2008年欧州の旅【5】フランスからイギリスへ | トップページ | 本棚:「東條英機 歴史の証言」渡部昇一 »

世界の旅人」カテゴリの記事

コメント

私はイギリスにはまだ行った事がないですね。
写真がたくさんあって地球の歩き方のワンページのような。私なら大英博物館だけでシリーズ化させてしまう事でしょうね(笑)おそらく一般ウケしないでしょうでしょうがね・・・

投稿: poem | 2014/08/14 12:57

大英博物館を1時間では、見たい物を
見られなかったのでは?。1日中居ても
見る物が一杯・・・逆に疲れてしまいますが。
イギリスは親子3人の観光と、
出張で行ったのとで3回行っています。
観光では現地でツーワーを探して参加。
日本で頼むのよりかなりお得な値段でした。
観光の途中でバスから降りてレンタカーを借りて
湖水地方やらに行きました。
イギリスの列車は乗っていません。
駅の写真からヨーロッパの駅と同じですね。
同じ国に行っても経験が違うので、次が楽しみです。

投稿: マーチャン | 2014/08/14 14:17

イギリスも行ったことのない国ですので
もう、特番を見ている気分で楽しませていただいております♪
ボスの「ビッグ・ベンでビッグ・便」最高ですね!
ついこういうところに食いついてしまうタチで…( ̄○ ̄;)!
指定席に座られているって…なんだか外国ではありがちなような…
他の席に分散して、3時間半、
そこも指定席だった方来なかったでしょうか?
超高速回転の観覧車…
なんだか夢の中の出来事みたいデス。
私はよく超高速移動のエスカレーターの夢を見ますので。
(しかも、角度がハンパなく急!!汗)
観覧車は乗るのも降りるのも命がけ??
モヒャ━━((゜Д゜Uu))━━!!!!!!

投稿: ひまわりっこ | 2014/08/15 17:09

>poemさん
いつもありがとうございます。
目的が観光でなく、仕事の合間の大英博物館ですから仕方がないですね。でも丸1日与えられても、やっぱり同じ程度だったかもしれません。逆にロンドンからマンチェスターの列車の話はもっと膨らませることができます。一般ウケしないでしょうが(笑)

投稿: いかさま | 2014/08/16 01:19

>マーチャンさん
いつもありがとうございます。
実は短時間での観光でしたし、5人で下調べも分担していましたので、イギリスについてはほとんど予備知識なしだったのです。普通の方から見ると相当もったいない話ですよね(笑)

鉄道に関しては、この時よりもこの次の年の方がいろいろと利用していて、以前のブログにも「交通事情」という形でいくらかまとめています。
レンタカーが使えると、行動範囲ももっと広がって楽しそうですね。

投稿: いかさま | 2014/08/16 01:23

>ひまわりっこさん
いつもありがとうございます。
ボスのコメント、拾っていただいてありがとうございます(笑)きっと本人も喜んでいることと思います。
この旅行中に限らず、普段の仕事でもこういうユーモア(ブラックなことが多いですが)がポンポン出てくるのがこのボスの特徴です。

イギリスの例はちょっと得意なような気もしますが、ヨーロッパでは座席指定に独特のルールがあるようです。おいおいご紹介できると思います。
観覧車はもっとよく観察すればよかったですね。あのままのスピードで回りながら客を乗り降りさせたら、けが人が出ること必至です(笑)

投稿: いかさま | 2014/08/16 01:26

追伸♫
ボスのユーモアあふれる一言は
えーと、いわゆる一般的に言いますと
「親父ギャグ」のような…? (笑)
しかし、引かれないで職場でほっとする雰囲気作りが出来たら
ボスはかなりの人格者様とお見受けいたします!(^_^)/
観覧車も、降りる時に遠心力で遠くへポ~~ンと
とばされちゃう!…なんてこと、無いですよね??
(スキーのリフトでもうまく降りられない私は妄想してしまいます)

投稿: ひまわりっこ | 2014/08/17 14:57

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2008年欧州の旅【6】イギリスの休日と列車の旅:

« 2008年欧州の旅【5】フランスからイギリスへ | トップページ | 本棚:「東條英機 歴史の証言」渡部昇一 »