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2015/01/26

新春の京都・大阪【4】清水寺へ

続き。

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 buzzっちさん一家にすっかりごちそうになってしまった後、八坂通を再びのぼり、八坂の塔のわきをかすめて歩く。二年坂の前でbuzzっちさん一家と別れ、私たちはさらに細い石畳の坂道を歩き、産寧坂(三年坂)から清水寺へと向かった。
 観光客の大群で混雑しているうえに足元が悪く、歩きにくいが、ここで転べば3年以内に死ぬという言い伝えのある場所でもあり、自然と足元に力が入る。振り返れば白い雪に彩られた屋根の並ぶ街並みが美しいが、人ごみに押されてゆっくりと眺める暇もない。

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 石段の上にある朱い大きな仁王門からあたらめて振り返ると、どこから沸いてきたのかと思うほどの人波である。もとより私たちも沸いてきた中の4人ではある。
 仁王門を抜け、三重塔をはじめとする建物のわきを通って本堂へ向かう。清水寺の創建については奈良時代にまで遡り、法相宗の延鎮を開山、坂上田村麻呂を本願と位置付ける、京都でも指折りの歴史を有する仏閣である。南都北嶺の争いや応仁の乱などによりたびたび消失しており、現在の本堂は1633年の再建とされているが、それでも380年の歴史を持っている。

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 本堂の脇にある「鉄の錫杖」は、ここへ来るたびについ持ち上げてみたくなる。もとより90kgを超える大錫杖など持ち上がるわけもなく、頑張ってみたところでただでさえ弱っている腰に悪影響を及ぼすだけだから、持ち上げるのは14kgの小錫杖。子供の力ではこれとてかなりの力を要するから、わが坊主どもは12kg鉄下駄にチャレンジしてみるが、気合の入った顔の割にはわずかしか持ち上がらない

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 「清水の舞台」と呼ばれる本堂のせり出しに立つ。急な崖の上に作られた舞台は、最長12mのけやきの木で釘を使わずに組まれている。日本古来の建築技法の驚異である。周囲を見渡すだけでもかなりの人間が乗っているのだが、まったくびくともしない。奥の院側から眺めると、その強靭さははっきりとわかる。遠くに望む雪景色の京都市街を重ね合わせると、本堂の雄大さはさらに際立って感じられる。

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 奥の院から音羽の滝にかけての小径を歩くと、かわいらしい雪ダルマが無数に並んでいる。誰かが遊び心でつくって置いた横に、続いた観光客が次々と同じように並べていったのだろう。
 音羽の滝は、3本の水が流れ落ちている。それぞれが「延命長寿」「恋愛成就」「学問上達」の水とも言われるが、どれかひとつだけを選んで飲むのが流儀だそうで、3つとも飲む欲張りにはご利益はないとされている。
 現地ではすべて清めの水であってどれを飲んでもよいと説明されており、坊主たちも喜んで滝の下へ行き、「頭が良くなるように」と水を口に含む。3つのご利益に照らし合わせると、長男が飲んだのが学問上達、次男が飲んだのは恋愛成就である。このせいで次男の頭が良くならなかったとすれば、気の毒な話ではある

続く。


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日本の旅人」カテゴリの記事

コメント

まあ!京都っていつ行ってもひとが多いですねえ!

投稿: 姉さん | 2015/01/27 05:52

次男さん・・・恋愛成就のお水を飲んだんですか!!!。
思わず、うふふ・・・です。
昨今 結婚しない男女が沢山います。
将来 有望ですね。
いかさまさんのご家族の楽しい旅・・・良いですね。

投稿: マーチャン | 2015/01/27 09:29

最後のコメント、楽しいですね!

投稿: キハ58 | 2015/01/27 21:21

高校の修学旅行で清水寺に行ったことを思い出しました。
音羽の滝 確か友達と恋愛成就を飲んだような気が…。

投稿: ばなな | 2015/01/29 00:03

>姉さんさん
いつもありがとうございます。
実にすごい人ですね。確かに、どの季節でもかなりの観光客が繰り出してきていますが、正月三が日ともなれば格別ですね。

投稿: いかさま | 2015/02/02 23:53

>マーチャンさん
いつもありがとうございます。
なるほど、そういう前向きな考え方もありますね。
将来私が介護してもらえるよう、うちの坊主にもがんばってもらいましょうか(笑)

投稿: いかさま | 2015/02/02 23:54

>キハ58さん
いつもありがとうございます。
家に帰ってきてからの次男は、やはり飲む水を間違えたらしく、切ない学校生活を送っています(笑)

投稿: いかさま | 2015/02/02 23:55

>ばななさん
いつもありがとうございます。
清水寺は修学旅行の定番ですね。私も小学校の修学旅行で行きましたが、何を飲んだのかはまったく記憶にありません。言われてみれば、どれも成就したような、してないような・・・(笑)

投稿: いかさま | 2015/02/02 23:56

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