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2015/10/01

2009年世界の旅【5】ボストン(3)ホームステイから学校へ

これまでの経過は ⇒こちら。



 私が通う語学学校は、ボストンの西郊、ニュートン市にある総合大学、「マウント・アイダ・カレッジ」の中にある。ホームステイ先であるブルックライン市は、ニュートンとボストンのほぼ中間に位置しており、どちらへ向かうにもグリーンラインの電車に乗って出掛けることになる。


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 9月14日月曜日、朝6時に起床。用意されたシリアルと牛乳の朝食をとりあえず胃の中に流し込み、朝7時に出発。一夜明けて明るくなった通学路は、静かな住宅街の中を通っている。家の裏口の目の前の閑静な公園を横目に坂道を下り、細い階段を下り、やや大きな通りに出ると、年季の入ったレンガ造りのアパートが立ち並んだ。ランニング帰りらしいおじさんが、家の前で体操をしている。空は透明感のある青色で、空気も涼しく、歩いていて心地よい。


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 ビーコンズ・フィールド駅のアウトバウンドホームに立つ。反対のインバウンドホームは20人ほどの乗客が立っているが、こちら側は私とあと数人である。
 ホーム左手のカーブの向こうから、2両ひと組の路面電車サイズを2本つなげた4両編成の電車が近づいて来る。それがこちら側のホームに入って来たので少々面食らう。アメリカの電車は右側通行なのに今更ながら気付く。
 前後の編成にはそれぞれに乗務員が乗っていて、各編成の前寄りドアから乗車するのがルール。高いステップをふたつ上がり、運転席の横にある料金箱に、昨日購入したチャーリー・チケットを挿入する。
 車内に入って後方を見渡すと、中扉のある車両の中央付近が2段低くなっており、ノンステップの低床構造になっている。車いすの乗り降りにも配慮しているらしい。


Pa103055 路面電車風の電車だが、林の中に伸びる専用軌道を軽快に走る。電車の車庫が併設されているレザヴォア(Reservoir)、林に囲まれた住宅街のチェストナット・ヒル(Chestnut Hill)を過ぎて、3つ目のニュートン・センター(Newton Centre)で下車。西部劇の舞台になりそうな立派な駅舎が建っている。
 駅舎の脇の階段を上がって、道路に出ると、道路を挟んでブティックやレストラン、オフィスなどが並んでおり、地方小都市の駅前風景である。


 ニュートン・センター駅からは、学校へのシャトルバス。駅舎の前のベンチに座っていた、50歳くらいとおぼしき、白髪で立派な鷲っ鼻の男性に尋ねてみると、ここで待てばいい、あと10分ほどで来るよ、と教えてくれた。
 彼の予告どおり、ちょうど10分後、横っ腹に「MOUNT IDA COLLEGE」と書かれたマイクロバスが停まった。乗り込むと、髭を生やした浅黒い運転手が、
「Good Morning!」
と陽気に挨拶する。つられてこちらも挨拶を返す。私の後ろから、先ほどの鷲っ鼻氏もバスに乗り込んできた。


Pa103053 10数人の学生を乗せたシャトルバスは、閑静な住宅街を10分ほど走って、大学の門をくぐった。そこからしばらく木々の間を抜けるように走ると、キャンパスが開けた。鉄筋ビルの校舎や、少し変わった欧米風のホールなどが、構内道路を挟んで並んでいる。
 構内を反時計回りにくるりと半周し、古びた小さな建物の前でバスが止まった。時刻は8時少し前。鷲っ鼻氏が、ここだよ、と目配せして、私に先立ってバスを降り、その建物の玄関の鍵を開けた。彼はここの事務員なのだろう。


 8時15分を過ぎると、学生たちがパラパラと集まってきた。1台の自転車が猛然とこちらへ向かって走ってくる。今回同時に研修に来た我が社の先輩、Aさんである。同じ会社、同じセッションの研修でもホームステイは別々で、Aさんのホームステイは学校から数キロのところにある。


 8時20分頃、2便目のシャトルバスから降りてきた学生の中に、昨日の送迎バスで一緒だったヒロシと可愛らしい韓国娘を見つけた。韓国娘は、もうひとりショートカットの黒髪の女の子を伴っている。目鼻立ちがくっきりとしているので、どこの国の人だか判然としない。のちに初めて会話した時、開いた口から日本語、それも見事な広島弁が飛び出したから、私はひどく驚いた。


 8時半、新入生が一室に集められる。語学学校の初日は、クラス分けのための試験と、学校生活全般に関するオリエンテーションが行われる。一室に集められた20人ほどの新入生のうち、3分の2ほどが日本人を含めアジア系のようである。そのうち日本人がどのくらいいるかは、喋ってもらわないと非常に判別が難しい。はっきりしているのは、私、Aさん、ヒロシの3人は間違いなく日本人だということだけである。


 オリエンテーションの後、マークシート式のライティング・ヒアリングの試験を受ける。さらに先生とのマンツーマンの面接を行い、その結果をもって、翌日以降、各個人のレベルに応じたクラスに振り分けられるのだという。
 TOEIC以来の試験を受け、順番を待って面接に臨む。教室に入った私の面談相手は、私が事務員だと思っていたあの鷲っ鼻氏である。ニッコリと笑いながら語りかけてくるフレンドリーな講師、ジョンの前で、私はまたしても「Pardon」を繰り返すことになった



 延々と、続く。






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コメント

(*^m^)おもしろか~

投稿: mitakeya | 2015/10/03 11:55

おもしろか~②(*^ー゚)bグッジョブ!!
にしても、なんておされな写真ばかりなんでしょー
そいう土地柄なのか~
次号待ちどおしいです~

投稿: と~まの夢 | 2015/10/04 16:21

 mitakeyaさん、いつもありがとうございます。
 楽しんでいただけますでしょうか。不慣れな土地、異文化の土地ゆえのいろんな出来事が起こります。書いているこちらも楽しみながらです(笑)

投稿: いかさま | 2015/10/05 01:17

 と~まの夢さん、いつもありがとうございます。
 学校生活での写真はちょっと少ないので残念ですが、この先、いろいろな所を出歩くと、さまざまな風景に出会います。電車にこだわらないブログが続きます(笑)

投稿: いかさま | 2015/10/05 01:18

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