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2015/11/20

2009年世界の旅【16】ボストン(14)ボストンの休日・その4

前回の続き。これまでの経過は ⇒こちら。


 全員が根っこが生えたように椅子から動かないダンキン・ドーナツの店内で、ワイジェイが、ここで別の友達を待つからこの先へは行かないと宣言。何人かがこれに同調する。私は仲間に不手際と説明不足を詫び、ここからひとりでバンカー・ヒルを目指そうと腹を括った。
 するとヒロコが、せっかくここまで来たのだから海の見えるところまでは行きたい、と意見を述べた。心強い援軍の登場である。不思議なもので、ひとりがそう言いだすと、何となくミクとジヨンが立ち上がり、釣られてヒロシも重い腰を上げた。様子見に徹していたAさんも動き出し、6人が再び赤線に復帰することになった。


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 16時半過ぎ、ボストン湾にかかるチャールズタウン・ブリッジ(Charlestown Bridge)を渡る。鉄骨が複雑に組まれた無骨な橋は、旭川市の名物、旭橋を思い出させる。ご丁寧にここにもペンキで赤線が引かれている。
 遠く広がるボストン湾の奥行きのある風景を眺めながらチャールズタウンに入る。ここまでおよそ5時間、仲間たちの疲労はピークに達している。援軍のヒロコの目的も達したし、これ以上先へ進もうとはさすがに言えず、赤線を外れて右折。ネイヴィー・ヤード(Navy Yard)の係留船を横目にちらりと眺め、通り道にあったカフェに入って再び休憩。ジヨンとミクは、柔らかいソファに深く身体を沈め、グロッキー状態になっている。


P9212749 3、40分ほどカフェで休憩し、フェリー乗り場へ。ネイヴィー・ヤードとダウンタウンのロング・ワーフ(Long Wharf)を結ぶフェリーは、地下鉄やバスと同じくMBTAが運航しており、運賃は1.7ドルと安い。マンスリーパスも使用できる。
 ところが、今朝電車に乗る時に使ったはずのパスが、鞄の中もポケットの中も探したけれど見つからない。おそらく、パーク・ストリート駅からここまでのどこかで落としたのであろう。59ドルのマンスリーパスは、もともとフランさんの不確か情報から半月分損して購入していたのだが、半月どころか1週間しか使えなかったことになる。
 私は、フェリー運賃の1.7ドルを現金で支払い、これも仲間に散々迷惑をかけた罰か、と重い気分でフェリーに乗った。


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 ボストン湾のミニトリップは非常に快適だった。湾の向こうに見えるボストン市街の近代的なビル群が、いくぶん傾きかけた太陽に映えていた。やがてそのビル群が手繰り寄せられるように近づいてくると、わずか10分ほどでフェリーはダウンタウンに到着した。
 サマータイムのおかげでまだ明るいが、時刻は18時過ぎ。Aさんが持参のガイドブックを頼りに走り回って探してくれた、シーフード中心のビストロに席を取ることができた。


P9212757 アメリカでは21歳未満の飲酒は禁じられており、オーダーの際に必ずIDの提示を求められる。メンバーの中では19歳のミクだけがソフトドリンク、あとはアルコールで乾杯となる。
 ボストンのシーフードと言えばロブスターが名高く、Aさんは迷わずそれを注文するが、元来面倒な食べ物に手を出さない私はサーモンのグリルを注文する。ほどなく運ばれて来たサーモンは身も厚く、なかなかの美味であった。自らの失態で重くなりかけた気分は、また周囲の仲間の助けで少しずつ軽くなっていった。



 延々と、続く。




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コメント

こんばんは!
いかさまさんの旅はいつも楽しいですね!
毎度ながら爆笑させていただきました。
とりあえず美味しい夕飯を頂けて良かったです。
何事も起こらないスムースな旅はいかさまさんの旅にあらず!
次回も楽しみにしております。

投稿: みなぞう | 2015/11/23 18:16

 みなぞうさん、お久しぶりです。
 この件については、どちらかというと友人たちにいらぬ迷惑をかけてしまった申し訳ない気持ちの方が未だに強いところであります。救いはその後、みんなが何事もなかったかのように付き合ってくれたことですが、日本であれ海外であれ、相手のことを考えて、しっかり話すべきは話すということの大切さを思い知らされたできごとでしたね。

投稿: いかさま | 2015/11/24 00:58

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