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2015/12/27

2009年世界の旅【23】ナイアガラへの旅(3) 日本料理とカジノの夜

前回の続き。これまでの経過は ⇒こちら。


P9272773 ホテルでシャワーを浴び、服を着替えて、17時に再び行動開始。今度はカナダ側の湖岸を滝の方へ向かって歩く。
 相変わらず曇天で、遠く望む滝は若干靄がかかったようになっており残念だが、「スカイロン・タワー(Skylon Tower)」に登って滝を見下ろしてみることにする。展望台の料金は12.95カナダドル、当時のレートで約1,090円である。


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 正面から見下ろす左側のアメリカ滝と右側のカナダ滝は、間近で見るような荒々しさはないが、白い水が反物のように広がって落ちてゆく様は、日本では見られない雄大さである。落下する水による浸食作用は私たちの予想をはるかに超える力を持っており、滝が形成された氷河期から現在までの約1万年で、滝の位置は10kmも後退したという。1年に1mの割合である。現在、滝の裏側では侵食抑制のための工事も行われているが、それでも1年で3cmほど、滝は後退を続けている。


 夕食は、Aさんと相談して、ガイドブックにも載っていた日本料理店「雪国へ。日本を離れて2週間、ボストンでの生活も折り返し点に来て、そろそろちゃんとした日本食が恋しくなっていたところでもある。ガイドブックには、板前も店員も日本人で、現地在住の日本人の利用も多いと書いてあるから、よほどのことがない限り酢飯うな重の二の舞はないだろう、とみた。


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 市街地の北側、繁華街のやや外れにある「雪国」は、一見して民家風の小さな店。店内はちょっと広めの日本の蕎麦屋風で、日本人らしき先客の姿もあり、安心できる。
 席につき、メニューを見ると、最初に目に飛び込んでくるのは「サッポロ黒ラベル」。瓶ビールをコップに注ぎ、2週間ぶりの日本流の「乾杯」となる。次いで板わさ、冷奴、餃子、蛸わさと運ばれてくると、ついついここがカナダであることを忘れる


P9272807 「雪国」はご夫婦と娘さんの3人で切り盛りしており、店を構えて23年になる老舗なのだという。
 ざる蕎麦に鮭茶漬け、味噌汁とたて続けに流し込んで、動くのも億劫なほどの満腹となり、お会計をお願いすると、2人で95カナダドル。酒をそれほど飲んでいないせいもあるが、ひとり4,000円ほどとリーズナブルである。


 店を出て市街地方面へ少し戻り、Aさんのご希望であるカジノへ向かう。パチスロ好きのAさんは、ナイアガラにはふたつの大きなカジノがあることを事前に予習してきている。


P9272809 そのうちのひとつ、「CASINO」の文字がきらびやかに輝く「ナイアガラ・フォールズビュー・カジノ・リゾート(Niagara Fallsview Casino Resort)」へ入ってみる。
 ホテルのロビーのようなエントランスを抜けて場内へ入ると、ルーレット・カード・スロットのコーナーに大別されたホールに、おびただしい数の客たちの放つ、賑やかな熱気が渦巻いている。Aさんは悩む暇ももどかしいといった雰囲気で、スロットコーナーに消えていった。


 私もせっかくなので、ルーレットのエリアで、いかにもカジノ、という雰囲気を味わってみる。客はそれぞれの卓に立つディーラーと会話を楽しみながら遊んでいる。レート設定も安く遊べるテーブルから一発勝負の高レートテーブルまで多様である。
 レートの安いルーレットの1卓に空席を見つけて座り、カナダドル紙幣と引き換えに女性のディーラーからチップをもらう。美人だがまだ若手らしく、ルーレットに球を投げ込む時の動きに、少しぎこちなさを感じる。
 2回ほど見送って、3回目から赤黒で参戦する。途中からディーラーが東洋系の男性に代わった。こちらはベテランらしく、客との会話を楽しみながら、非常にさりげなく球を投げ込む。一連の動作が実にスマートである。


 一進一退を繰り返しながら、1時間ほど遊び、30ドルがきれいに消えたところで席を立つ。時計を見ると22時近くなっており、そろそろ帰ろうと、Aさんに声をかけに行く。スロットに熱中するAさんは、どう見ても勝っているようには思えないが、曰く、「楽しくて仕方がない」ということだから、私はひとりでタクシーに乗ってホテルへ帰った。
 翌日、話を聞くと、そのまま朝の3時までカジノで頑張っていたらしい。
「あんなに遊んで、ほんのわずかの負けなんだよ。」
 Aさんは眠そうな素振りも見せず、満足げな表情で私に言った。


 延々と、続く。



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コメント

私・・・そこのカジノで遊びました。
スロットしか分かりませんから、
それ以外の遊びは出来ません。
ホテルから近いので帰りは徒歩。
意外と私も少額で長く遊べます。

投稿: マーチャン | 2015/12/28 08:56

私のナイアガラでの思い出は、エレベーターの中の
張り紙。。。日本語で、スリに注意! と書かれて
いたことと、近くのショップ(お土産屋さん)の前に
黒猫の宅配の、のぼりがハタメイテいたことです。
いかに日本人観光客が多かったかですよね。
滝の感動に負けないほどの強烈な思い出です。

投稿: ターコイズ | 2015/12/28 20:31

カジノがあるとは知りませんでした。
といっても日帰りでしたからね。
カジノは韓国、ニュージーランドで行きました。
韓国では5万ほど勝ち革ジャンを買った覚えがあります。

投稿: mitakeya | 2015/12/29 09:06

 マーチャンさん、いつもありがとうございます。
 ここは観光の定番なのですね(笑)
 私も最初はスロットにしようかなと思ったのですが、当時パチンコやパチスロをよくやっていましたので、少し毛色の違う遊びをしてみたかったというのもあり、ルーレットにしました。写真は撮れませんでしたが、日本のパチンコ屋とは全く違う雰囲気で楽しかったです。

投稿: いかさま | 2015/12/31 15:19

 ターコイズさん、いつもありがとうございます。
 日本人観光客が多いことの証ですね。この翌日、免税店でコテコテの関西のおばちゃんの集団に遭ったのを皮切りに、道中、たくさんの日本人に会いました。ただ、これはナイアガラに限ったことではありませんが、やはり最近は中国人が幅を利かせていますね。
 クロネコヤマトは、ここでは気付きませんでしたが、後日、ボストンでお世話になることになります。

投稿: いかさま | 2015/12/31 15:22

 mitakeyaさん、いつもありがとうございます。
 私も観光となると日帰りが多いですが、1泊挟んで夜の街を歩くと、昼間には見えなかったいろいろなものが見えてきますね。
 私もカジノで勝っていればきっと何かを買ったことだろうと思いますが、そもそも当時、日本でのパチンコ・パチスロの戦績も惨憺たるものでしたから、遊び程度がちょうどよかったかもしれません(笑)

投稿: いかさま | 2015/12/31 15:24

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