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2016/02/09

2009年世界の旅【29】ニューヨークへ行きたいか(2) 雨に煙った自由の女神

 前回の続き。これまでの経過は ⇒こちら。


Photo 吉野家での昼食をすませたあと、地下鉄の42丁目駅で8.25ドルの1日乗車券を買い、ホームへ降りる。
 ニューヨークの地下鉄と言えば薄暗くて危険、落書きだらけで不気味という予備知識しかなかったが、ホームへ降りてみると、若干薄暗いが危険を感じるほどではない。ホームを観察すると、ラインで囲われた明るい空間があり、夜間はここで待つように、などという表記があったりする。監視カメラでもついているのだろう。


Pa042884 噂以上に明るく、落書きもない地下鉄1号線の電車でマンハッタン島を南へ下り、およそ30分で終点のサウス・フェリー(South Ferry)駅に到着。ニューヨーク名物、自由の女神(Statue of Liberty)への玄関口になる。
 駅の目の前にフェリーの発着場があるが、こちらはマンハッタンとニュージャージーの間にあるスタテン・アイランド(Staten Island)へ向かう無料フェリー乗り場で、女神の立つリバティ島(Liberty Island)へのフェリー乗り場は、北へ徒歩数分のところにある。残念なことに、再び雨がポツポツと落ちはじめ、天気が良ければ小さく望めるはずの自由の女神の姿はまだ見えてこない。


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 フェリーターミナルでリバティ島への周遊乗船券、12ドルを購入し、乗船口に並ぶ。セキュリティ・チェックがあり、鞄の中のパソコンをずいぶん丹念に調べられた。
 フェリーのオープンデッキに出ると、しばらくして霧雨の向こうから自由の女神が姿を現した。左半身を私たちの方に向けており、徐々に視界の左側から右側へ移動しながらゆっくりと近づいてくる。私の頭の中に、かつて15年に渡ってテレビで毎年放送された「アメリカ横断ウルトラクイズ」のテーマ音楽が渦巻き始めた


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 ところが、フェリーがリバティ島へ接岸し、私が上陸を果たした瞬間、それまでの小雨が一変、大粒の雨に変わった。あわてて持参の折り畳み傘を差すが、所詮は安物の傘であまり役に立たない。たちまち服がしっとりと濡れてくる。
 それでも私は島の真ん中に高くそびえる自由の女神像の足元をゆっくりと一周した。女神の背後に回った時、女神が右足のかかとを上げていることに初めて気付く。正面もしくは斜めからの写真しか見たことがないから、何となく女神は手だけを上げてベタ足で仁王立ちしているような先入観があったのだが、実際に見ないとわからないことはあるものである。昨年ヨーロッパへ行く前、「彫像は必ず後ろから見ろ。なぜなら現地へ行かないと見られないから。」とアドバイスしてくれた上司がいたが、まさに至言である。


 自由の女神には展望台があって、中に入ることができるが、私は入らない。一般の入場者が登れるのは途中の台座までで、女神の王冠の展望台まで登ることができるのは、事前に限定のチケットを入手している人に限られる。そのチケットは、3か月も先の分まで売り切れているという。
 私は雨の中1時間ほど島に滞在して、マンハッタン島へ引き返すことにした。たまたま乗り合わせた日本からの留学生と歓談するうち、フェリーはリバティ島から、エリス島(Ellis Island)を経由してマンハッタン島に戻った。ウルトラクイズのテーマはまだ頭の中に流れ続けていた。


 延々と、続く。



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コメント

こんばんは。

自由の女神様の右足かかとが上がっていたなんて!
今のいままで知りませんでした。

わたしの中でも「女神は仁王立ち」のイメージがありましたが、
足元でさりげなく「女神様(女の子)」っぽさが表現されてるんですね(笑)

そしてもちろん、この記事を読む際に頭に流れるBGMは
「アメリカ横断ウルトラクイズ」のテーマ曲です。
わたしも学生のときに見ていた世代、復活してくれないかなぁと時々淡い夢を抱いたりもして。
・・・と、ウルトラクイズ話ばかりで失礼しました。

どうか途中でわたしを帰国させず、延々と旅のお供とさせてくださいね(笑)

投稿: アケ | 2016/02/10 00:27

地下鉄・・・思い出すのは、ワシントンDCでの事。
時間は午前中、買い物に地下鉄に乗って出かけました。
プラットホーム内は大勢の人でいっぱいです。
中でウロウロ・・・子供が動いています。
「かも」を探しているんだろうな~?。
そのカモが私だった・・・そんな怖い思い出があります。

投稿: マーチャン | 2016/02/10 08:59

こんにちはいかさま。
∑ヾ( ̄0 ̄;ノへーかかとあげてるんだ。
観察力が鋭い!
mitakeyaスタテン・アイランドのフェリーで遠くからしか見なかったからね。
ニューヨークへまたいきたいかーーー(* ̄0 ̄)ノと言われればまた行きたいですね。

投稿: mitakeya | 2016/02/10 16:50

アメリカ横断ウルトラクイズは、ボードゲームも持っており、毎日クイズカード見て過ごしていた思い出があります。ちなみに今は「7○3×ナナマルサンバツ」というクイズバトル?漫画にはまってますよ。

投稿: かわうそくん | 2016/02/10 18:54

自由の女神、後ろからみたらかかとが上がっているなんて考えもしなかったです。
ニューヨークに何度か行きましたが、女神像もマンハッタン島から見ただけで、後姿の想像もしなかったです。
ニューヨークにまた行く機会があるかどうかわかりませんが、今度行く機会があれば見てみたいです。
地下鉄の思い出といえば、25年以上前に、当時ハーレム地区の治安が悪く、空港に行くのに、ハーレムには止まらない急行に乗るようにとの忠告を受けていたのに、駅に行ってみると何故か急行は運休で各駅停車しか走っていなくて、ハーレム地区のいくつかの駅に止まるたびに早く抜けて欲しいと願った思い出があります。

投稿: Khaaw | 2016/02/11 21:00

 アケさん、コメントありがとうございます。
 アメリカ横断ウルトラクイズに食いつくと年代がバレてしまいますよ(笑) でも、私たちの世代にとっては間違いなく、このクイズを通してアメリカ、そしてニューヨークは憧れの土地でした。
 このブログではクイズはおこないませんので、途中で強制帰国させるようなことはありません。むしろ最後まで懲りずにお付き合いいただければと思います(笑)

投稿: いかさま | 2016/02/12 00:51

 マーチャンさん、いつもありがとうございます。
 アメリカに限らず、異国の土地での地下鉄利用は幾分緊張します。危険という先入観もあるのでしょうが、日本の地下鉄に比べて薄暗いのも一因かもしれません。
 私は幸い変な人には遭遇しませんでしたが、マーチャンさんは危険な目にあわれたのでしょうか。それもまた気になります。

投稿: いかさま | 2016/02/12 00:58

 mitakeyaさん、いつもありがとうございます。
 この観察力は「彫像は後ろから」の名言をくれた上司の賜物ですね」。フランスでは「ミロのヴィーナス」のヒップラインに悩殺されましたが(笑)、ここでは、へぇボタン連打レベルの発見でした。
 また行きたい、その気持ちは私も同じです。

投稿: いかさま | 2016/02/12 01:02

 かわうそくんさん、コメントありがとうございます。
 「ウルトラクイズ」のボードゲーム、実は我が家にもありました(笑)早押しハットを夏休みの工作で作ろうとして挫折した記憶もよみがえります。
 「7○3×」は私も知りませんでしたが、ウルトラクイズへのオマージュの雰囲気もありますね。

投稿: いかさま | 2016/02/12 01:05

 Khaawさん、いつもありがとうございます。
 皆さんとこういう発見の驚きを共有できるというのは嬉しいものですね。昨今はネットでさまざまな情報が氾濫していますが、私は旅行のとき、必要最低限以外はあえて調べないで出掛けるようにしています。
 ニューヨークの地下鉄は歴史が古いせいか、工事に伴う運休や列車の間引き運転が頻繁にあるようですね。仕方のないこととはいえ、アドバイスどおりに動けない時の心細さ、お察しします。

投稿: いかさま | 2016/02/12 01:11

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