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2016/09/26

2009年世界の旅【56】ケルソ~ポートランド アメリカ最後の夜

これまでの経過は ⇒こちら。



 世界遺産、オリンピック国立公園の玄関口であるポート・アンジェルスで工場視察を終え、午後からY氏の車で南へ向かった。何もない山の中を2時間近く走り、やがて大きなフリーウェイへ上がり、南へ向かう。これを北へ向かうとシアトルである。飛行機で30分強で移動した距離だが、車で移動しようとすると、大きく切れ込んだビュージェット湾に阻まれ、およそ3時間を要するという。


 ワシントン州からオレゴン州へと入り、約3時間かけて到着したケルソ(Kelso)という小さな町に到着して1泊。翌日、そこから車で15分ほどのロングビュー(Longview)にある大手の製紙会社を訪問した。アメリカ最後の訪問先である。大きな運河に面し、水運の便に恵まれた立地である。日本向けの商品の船積み作業も盛んに行われている。


Pa213454  ここでの視察を終え、ポート・アンジェルスまでまた3時間かけて帰るY氏と別れ、この会社の日本人スタッフ、N氏に、1時間ほど離れた今宵の宿泊地、ポートランド(Portland)まで連れて行ってもらう。
 ポートランドの市街地を高架から遠巻きに眺めて、空港近くの「クォリティ・イン・アンド・スイート・エアポート(Quality Inn & Suites Airport)」にチェックイン。小さなクラブハウスのような別棟のフロントの向かいに、駐車場を隔てて2階建ての細長い客室棟が建っている。外階段で出入りするようになっているから、ホテルと言うよりもアパートのような風情であるが、部屋は思ったより広く、バスルームにはしっかりしたバスタブが付いていた。


Pa213443  再びN氏の車で、10分ほど離れたポートランドの市街地へ移動する。比較的新しめのビルが並ぶ街中に、さほど広くない道路が碁盤の目のように敷かれている。歩道には街路樹が並び、街区のところどころに小さな公園が整備されている。私はなんとなく札幌の街を思い出した。実際、ポートランドと札幌は姉妹都市関係にあり、緯度もほぼ近い。路面電車の線路もあり、低床型の近代的なトラムが、悠然と走って行った。


Pa213449  N氏の案内で街の中を散策。オレゴン州に本社を持つナイキの直営店、ナイキタウンなどを眺めつつ、大きなショッピングセンター、パイオニア・プレイス(Pioneer Place)に入る。建物の中央が吹き抜けになっており、天井のガラスドームを通して、まだほんのりと明るい空を周囲のビルの先端が囲んでいるのが見えた。

 センター内の日本食バイキングレストラン「Todai」で夕食。広い店内は、日本人だけでなくアメリカ人の客も多く、盛況である。日本人向けの惣菜類や、機械で握ったように四角い寿司などがずらりと並んでいる。味はアメリカでの日本食としてはまずまずといったところだが、日本食というだけで安心感を覚えるから不思議である。


 これでもかというほど満腹になり、N氏の車でホテルまで送ってもらう。最近父親になったばかりという好青年にお礼を述べて、ホテルの部屋へ入った。浴槽になみなみと湯を張り、ゆっくりと浸かる。テレビを掛け流しながらパソコンに向かい、メールの確認と情報収集に精を出した。


 煙草が吸いたくなって外へ出ると、いつの間にか雨粒がパラパラと落ちてきている。雨の当たらない軒下に入り、小さくなって煙草を灰にする。外の自動販売機で買ったコークを飲みながら、再び部屋でパソコンに向かった。
 アメリカ最後の夜が更けようとしていた。


 延々と、続く。



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