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2016/11/10

2016年秋・東北乗り歩き【1】新幹線抜きで青森へ

 

海外研修の話はしばしお休みして、ホットな先日の旅の話題を。


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 10月26日夜、旭川から18時発のL特急「スーパーカムイ38号」に乗り、札幌で20時発の函館行き特急「スーパー北斗24号」に乗り継いだ。7号車の自由席は3~4割の乗車率で、南千歳で一気に倍増したが、新幹線への乗継もない最終列車のためか、苫小牧・東室蘭で半数以上が下車してしまい、伊達紋別を過ぎると閑散としてしまう。景色は見えず、車内販売どころか自動販売機もなく、ただただぼんやりと時間が過ぎるのを待つ。


Dscn5609  乗継列車もなく無意味にも思える新函館北斗にも律儀に停車して、定刻より6分遅れの23時33分、終点・函館のひとつ手前、五稜郭に到着。私はここで下車した。
 函館から青森へ向かうには新幹線の利用が最適だが、諸事情から今回は新幹線に乗る予定はなく、フェリーで青森へ渡る。


 フェリーの運航会社は2社ある。津軽海峡フェリーは一般旅客の利用も多く、船の設備も充実している。ターミナルは道南いさりび鉄道七重浜駅から1.8kmほどのところにある。
 一方、今回私が利用する青函フェリーは、トラック輸送が中心で一般旅客はほぼおまけのような扱いである。ターミナルは五稜郭駅から約2km。歩けば20分ほどだが、住宅街の中を抜けて歩くルートは深夜では少々薄気味悪い。その代わり運賃は、誰でも使えるクーポンをホームページから取得すれば、冬期間で1,440円と破格の安さである。


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 0時過ぎに到着したターミナルは小さいながらもきれいな待合室を持っているが、カウンターで手続きを済ませてしまうと他に暇つぶしの手段もない。2時発の2便、「あさかぜ5号」と称する船は、0時20分に到着した13便の折り返しで、1時30分頃からトラックの乗船が始まり、徒歩乗船の私たちへの案内は1時40分過ぎ。ぱっくりと口を開けた車両乗船口の脇から遠慮気味に船内へ入る。


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 細い階段を上がり、冷たい風が吹く甲板上を歩いて一般船室へ。薄っぺらいカーペット敷きの、それぞれ定員数十人の桟敷席が3区画あるが、本日の2便の一般乗船客は3人。1人が1区画を独占できる。
 船内にはほかにトイレ・シャワー室と、自販機の脇に設けられた小さなロビーがある程度で、他に何もない。要するに寝るしかない状態になる。
 船室に置かれた四角い枕に頭を乗せ、羽織っていたジャンバーをかぶって私は横になった。2時ちょうど、船体はゆっくりと動き始めた。妙に寒々しい旅の始まりであった。


 続く。


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コメント

いよいよ始まりましたね(^-^)

青函連絡船は中学の修学旅行のときに乗りました。

投稿: 姉さん | 2016/11/10 05:56

意外なスタートですね。
名前が「あさかぜ」というのがイイ感じです!
先が楽しみ^.^/

投稿: キハ58 | 2016/11/10 21:21

 姉さんさん、いつもありがとうございます。
 青函連絡船体験されたのですね。私が初めて北海道に上陸した時にはすでにトンネル開通後でした。種類豊富な客室に食堂、サロンなどを備えた連絡船は憧れでした。

投稿: いかさま | 2016/11/12 02:16

 キハ58さん、いつもありがとうございます。
 ちなみに青函フェリーは、2社の船会社が4隻の船を共同運行する変わった体制なのですが、それぞれの保有する船の名前は「あさかぜ」系と「はやぶさ」系です。どちらもトラックメインのシンプルな船で、ブルートレインの優雅さとは程遠いですが(笑)

投稿: いかさま | 2016/11/12 02:20

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