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2017/01/15

2016年秋・東北乗り歩き【9】秋田美人となまはげと追分駅前の喫茶店

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 横手から奥羽本線の普通列車で秋田へ移り、16時43分発の男鹿行き普通列車に乗り継ぐ。ちょうど学生の帰宅時間帯に当たっており、ローカル線らしからぬ5両のディーゼルカーを連ねた列車は、座席がほどほどに埋まる混雑度合いである。意外といえば意外だが、普段使いの鉄道利用者の主体が学生であることの現れである。


 これだけの学生が乗っていれば、当然女子高生の姿も多いわけで、自然に品定めをするかの如く目が泳ぐが、残念ながらビビビと来るような美人は見つからない。秋田美人はみんな佐々木希のような女性ばかりだと勝手に思い込んでいた私が悪いのだが、私ごときに品定めをされているとわかれば秋田の女性はみななまはげのような表情で激怒するに違いない。


 列車は奥羽本線を走って追分から男鹿線に入る。ここからが初乗り区間になる。地図上では秋田湾に沿って線路が伸びているように見えるが、実際は海岸と線路は一定距離をおいて並行する形になっており、おまけに線路の両側を防風林が守っている区間が長いので、景色を見るには適さない。夕方5時を過ぎ、空も加速度的に明るさを消していく。ただ、住宅街は線路に沿って途切れずに続いているようで、各駅で高校生が段階的に下車していった。


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 17時39分、終点の男鹿着。秋田発車時から比べると2~3割に減った乗客が改札口を抜けていく。こぎれいにリニューアルされている駅舎の外へ出ると、駅前の通りにはただ1軒、チェーンの居酒屋だけが明るく浮かび上がって、あとはひっそり。100mほど先の県道にも商店などは見当たらない。
 戻った駅舎の中には、地域の紹介資料とともになまはげが2体展示されている。テレビなどで見るなまはげは子供たちに襲い掛からんばかりの勢いで相当な恐怖感があるのではないかと思うが、煌々とした照明の中に立つ動かぬなまはげはどこか場違いな印象を受ける。


 空いた折り返し列車で追分下車。そろそろ小腹も空きかけているし、コンビニでもあれば食べ物を調達しようと駅前に出るが、駅前通りは見事に暗く、近くにコンビニの気配はない。ただその中に1軒だけ明るく浮かび上がる喫茶店を見つけた。軽食も出すようである。今日宿泊予定の鷹ノ巣もそれほど大きな町ではないから、夕食はとれるときにとっておくのがよさそうである。鷹ノ巣へ向かう列車は1時間1本程度の運転だが、この時間帯、乗車予定だった列車の30分後にも大館行きの普通列車がある。1本遅らせれば40分弱の余裕ができる。


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 その店、「ポニーテール」のドアを開ける。店内にはカウンターの後ろや壁面にレコードがいっぱい。ジャズ喫茶のような雰囲気だが、ジャンルは洋楽から往年のアイドルまでと幅広い。なるべく早くできるものを、と焼肉丼を注文、食後のコーヒーも付ける。サイフォンで落としたコーヒーがとてもおいしく、店の雰囲気とも相まって、地元にあったら間違いなく通いたくなる店である。


 店にはひげが素敵な年配のマスターの他に、近くの大学に通うアルバイトの女子大生がひとり。他にお客さんがいないこともあって話が弾んだ。気さくで明るく、笑顔の素敵な女の子で、今日秋田で会った女性の中では間違いなくピカイチである。
 時間が来て席を立とうとすると、「もうお時間なんですね」と残念そうに言ってくれた。明日も早朝から列車に揺られなければならず、なるべく早めに鷹ノ巣のホテルに入りたい。私は後ろ髪を引かれる思いで店を出て大館行き普通列車の客となった。時間に余裕のある大学時代だったら鷹ノ巣のホテルをキャンセルしてでもしばらく居座ったに違いない


※喫茶ポニーテール http://aoayamais.sakura.ne.jp/pony/


 当分の間、続く。



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鉄道の旅人」カテゴリの記事

コメント

ポニーテール、素敵そうなお店ですね。
いかさまさんの思い入れも伝わり、私も、そのマスターとアルバイトの女子大生に会いに、店に行きたくなりました(もちろん、2:8の比率で女子大生に・・・)。
最近は経済的な理由もあり、家族全員での車の旅ばかりで、鉄道の旅をする機会がほとんどなく、こうした駅前の喫茶店に入る機械もめっきり減りました(出張で鉄道を使っても、こんな感じで喫茶店には入れないですから)。いかさまさんの書かれているように、時間を気にせずに鉄道の旅ができた学生時代は、はるか遠く昔になりました。

投稿: Khaaw | 2017/01/16 21:14

>秋田美人はみんな佐々木希のような・・・

佐々木希さんのファンなので、なんとなくその妄想わかります。
チェーン店で無い駅前喫茶店、私も探しちゃう方です。
いいですよね^.^/

投稿: キハ58 | 2017/01/21 09:43

Khaawさん、いつもありがとうございます。お返事が遅れて申し訳ありません。
 普通列車に揺られながら時間に縛られない旅をしていた時代は、車中で、あるいは下車した町でこうした出会いがたくさんありました。高校から大学時代にかけてのそうした旅はいずれ機会を見つけてご紹介したいと思います。
 社会人になるととかく先を急いでしまって、そうでなくてもこうした触れ合いが少なくなっている中、余計に機会をなくしてしまっているようで時々ふと寂しくなります。

 追分に行かれてお店に立ち寄られましたら、よろしくお伝えくださいませ(笑)

投稿: いかさま | 2017/01/22 22:25

 キハ58さん、いつもありがとうございます。
 追分で下車したのが夕食時でなかったら、また乗り継ぎの列車を1本落とした次の列車が1時間以上ない状況だったら、たぶん立ち寄ることのなかったお店です。最近の旅は先を急ぐことが多いのであまりこういうお店、人との出会いもありませんから、とても新鮮でした。
 バイトの女性もとても素敵でしたよ。私的には佐々木希より素敵だと思いましたが、キハ58さんには怒られちゃいますかね(笑)

投稿: いかさま | 2017/01/22 22:28

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