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2017/02/05

2016年秋・東北乗り歩き【11】陸羽西線でふたたび日本海へ

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 角館の駅前では、田沢湖線開通50周年を記念したお祭りが催されていた。盛岡側と大曲側から軽便線として建設が始められた田沢湖線が全線開通したのは1966年。1982年の東北新幹線開通を機に電化されて新幹線と秋田を結ぶメインルートとなり、1997年には線路幅が広げられて新幹線車両が乗り入れる「秋田新幹線」に生まれ変わった。同じく岩手と秋田を結ぶ北上線や花輪線とは明暗がくっきり分かれている


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 角館9時59分発の普通列車で大曲へ移動。見慣れた701系電車だが、新幹線サイズのレール幅に対応した車両で、車内にはクロスシートが並んでいる。残念なことに背もたれが低く、落ち着かない。外国人の観光客グループが乗っていて賑やかである。大曲では1時間近い待ち時間があったが、駅前を散歩してみても喫茶店の1軒も開いておらず、無駄に時間を過ごす。

 
Dscn5905  大曲のホームで奥羽本線の普通列車を待っていると、中年の男性に声を掛けられた。「内陸線の列車にもいらっしゃいましたよね」と言われてみると、確かに記憶がある。山登りが趣味で、これから米沢へ向かうのだという。今年の紅葉は多雨や台風の影響で赤色が少なくあまりよくない、と教えてくれた。
 701系電車2両の普通列車は、ロングシートがさらりと埋まる程度の乗り具合である。湯沢で少し減り、8割ほどの乗車率で県境を越えた。缶ビールを片手にくつろぐおっさん2人組など、のどかな雰囲気である。


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 終点の新庄は、狭軌の奥羽本線と標準軌の「山形新幹線」とが顔を突き合わせるホーム構造。秋田方面と山形方面の直通運転ができない代わり、ホームの移動に階段を上り下りする必要がない。駅は市の施設を併設した大きなものだが、駅前は小さな地方都市の雰囲気である。山形新幹線の終着駅らしく、レンタカーの営業所の看板が目立つ。


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 新庄からは、13時12分発の陸羽西線余目行きに乗車。キハ110形2両編成と花輪線列車と同じ編成だが、帯の緑色が濃く、正面右の窓下には「奥の細道」のマークがある。側窓の下にはピンク色の帯が入っている。


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 陸羽西線は終始最上川とその支流に沿って走る。新庄発車時には8割近い座席が埋まっていたが、最上川舟下りの定期発着所が近い古口で大量下車し、全部で20人ほどになってしまう。列車内に残された私たちは、車窓からその舟下りを眺めることになる。川幅の広い豊かな水面を小さな舟がゆっくりと下っていく。こちらの列車も決して速いスピードではないが、それをゆっくりと追い抜く。


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 清川の先で最上川と離れ、13時58分、羽越本線との接続駅、余目に到着。陸羽西線の1日10往復のうち、過半の6往復は羽越本線に乗り入れて酒田まで走るが、この列車は余目止まりである。30分余りの乗り継ぎ時間の間に駅前へ走り、開店以来90年の歴史を誇るという食堂で遅い昼食をとる。600円と手ごろな値段の中華そばは普通だったが、付け合わせで出た「からどり芋」の煮付けは、味がしみ込んで歯触りもよく、おいしかった。 



 当分の間、続く。



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