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2017/08/28

2009年世界の旅【75】オランダ(3)風車のある風景~ザーンセ・スカンス

これまでの経過は ⇒こちら。


 車が北へ向かうにつれて高層建築は影をひそめ、右折してザーン川を渡る頃には、ほのぼのとした田園風景が広がり始めた。車は時々道に迷いながら、11時半前、ザーンセ・スカンスの駐車場に着いた。


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 売店とインフォメーションを兼ねたセンターハウスを出ると、緑の壁を白く縁取ったかわいらしい民家と、絵本のような風車が建っているのが見える。風車は全部で10基ほどと少ないが、ザーン川と運河に区切られた牧草畑の中に点在する風景は牧歌的である。運河に沿って歩いていくと、乗馬中の若い女性たちとすれ違った。


Pa313818_2  風車のうちのいくつかは、有料で中を見せてくれるようになっている。そのうちのひとつ、「デ・カッ(De Kat)」に、3ユーロ払って入場してみる。入口にはご丁寧に日本語版のパンフレットまで用意されている。
 それによると、この風車は、1782年に製造された、世界に唯一現存するとされる染料製造用の風車である。その風車本体と、同時期に製造された搾油用風車の基部構造を1959年に合体させて造られたのが、現在ここにあるデ・カットであるという。現在の形になってからはまだ半世紀ほどであるが、それぞれの構造は200年を越える歴史を持っていることになる。


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 風車の中へ入ると、木製の大きな歯車がギシギシと音を立てながら複雑に絡み合い、ゆっくりと動いているのがわかる。歯車は白い粉をまとっている。現在も染料の製造を行っている「動態保存」の風車なのである。
 風車塔の上部から外へ出ると、すぐ頭の上を大きな風車の羽根が悠然と回っている。その向こうにはザーン川の穏やかな流れと、そこに面して立つ3基の別の風車が見えた。


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 川に沿って目を移すと、対岸には別の街の姿も見える。こちらの建物もおもちゃか模型のようなメルヘンの世界である。
 デ・カットを出て、周辺を散策する。敷地の中に立つかわいらしい民家の周りには、冬が近いというのに鮮やかな花がたくさん咲いている。人の生活のぬくもりが伝わってくる。ザーンセ・スカンスは、単なる風車の動態保存公園ではなく、日常生活の一角なのである。




 延々と、続く。


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