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2017/11/26

2017年秋 北陸・東海乗り歩き【10】 富山地鉄を乗り歩く

 これまでの経過は ⇒こちら


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 立山黒部アルペンルートを通り抜けた後は、富山県内に残る未乗路線を一気に片付けていく。まずは富山地方鉄道である。93.2kmの鉄道線と7.5kmの軌道線、計100.7kmの路線網は地方民鉄としては最大級で、大手の東急・京急・京王・相鉄・京阪・阪神を上回る。
 乗りつぶしに持って来いの1日フリーパス(2,500円)を窓口で購入し、当初の基本行程より1本早い12時31分発の電鉄富山行き普通電車に乗る。雨はすっかり上がり、時折日差しも見える。


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 東急から来た中古ステンレス電車2両編成の車内は空いている。称名滝の下流に当たる常願寺川の谷あいを走る区間は乗降客も少なく、のんびりした雰囲気が漂う。
 不二越・上滝線が分岐する岩峅寺付近から住宅や田地が目立ち始め、乗客の出入りも多くなる。立山町の中心に近い五百石では学生が大量に乗り込み、立ち客はないもののロングシートがほぼ埋まる盛況になる。


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 本線に合流する寺田を過ぎ、日本一面積の小さい自治体である舟橋村を抜けると富山市。都市近郊鉄道の雰囲気が徐々に増してきて、13時36分、終点の電鉄富山に到着。JR富山駅に接した駅ビルから、北陸新幹線開業に合わせて新設された市内電車の富山駅電停へ向かうと、JR新幹線改札口からコンコースを挟んだ真正面に立派な乗り場が設けられている。


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 富山駅から市内電車1系統の電車に乗る。「サントラム」と呼ばれる3両連接の低床電車である。駅前ロータリーを抜けた交差点で本線に合流するまでのわずか100mほどの区間は、富山市が保有し、富山地方鉄道が運行を担当する「上下分離方式」の区間になっている。本線へ出ると、日中で交通量もさほど多くなく、電車は順調に市街地を抜けて走る。


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 安野屋の先で神通川を大きな橋で渡り、富山駅から15分ほどで終点の大学前に到着。富山大学の他、高校や運動公園がある文教地区である。折り返し南富山駅前行きの電車にもパラパラと乗客が乗ってきて発車。再び橋を渡って市街地に入った丸の内で下車。地名からもわかるように富山城址公園の目の前にあり、遠くに小さく模擬天守の姿も見える。ここで反対側のホームへ渡り、富山都心線を走る3系統の電車に乗り換える。


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 やって来たのは、シックな色合いの低床電車。サントラムよりやや丸みを帯びた車体で、「セントラム」の愛称がついている。富山駅発着のオタマジャクシ型の環状運転で、時計回りの一方通行という珍しい運行形態である。大学前への線路と別れて、模擬天守を左に見ながら石畳の単線を走り、市の中心部へと入って、商業施設が立ち並ぶグランドプラザ前で時間調整のため小休止。乗客が大きく入れ替わる。


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 西町交差点で左折して南富山からの本線と合流し、中町(西町北)電停で下車。富山駅方面行専用の電停である。西町電停が交差点を挟んで合流点の南北に離れているため、乗り換えの便を図って開設された新しい電停である。南富山駅前行きの西町電停は、信号をひとつ挟んだ100mほど南にある。
 5分ほど待ってやってきた南富山駅前行の電車は、先ほど私が丸の内で降りた電車だった。私が都心環状線を走っている間に、富山駅を経由してここまで走って来たらしい。見覚えのある運転士がちらりとこちらを見る。


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 商店街に混じって民家の姿が目立ち始める通りを南へ向かい、10分ほど走ると正面に鉄道線の線路が見えた。電車は右カーブしてその線路の横に入り、終点の南富山駅前電停に到着。不二越・上滝線の南富山駅に完全併設で、駅舎も兼用である。
 折り返しの電車で引き返す。2系統富山駅行きとなったサントラムの明るい車内は、学校帰りの女子高生でいっそう華やぐ。富山駅までは18分、14時54分に到着した。これで市内電車は完乗となったが、富山地鉄全体ではまだ半分に満たない。乗り歩きはまだまだ続く。



 続く。



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