« 2017年秋 北陸・東海乗り歩き【13】 黒部峡谷鉄道の旅(2) | トップページ | 2017年秋 北陸・東海乗り歩き【15】 もうひとつのLRT~万葉線 »

2017/12/07

2017年秋 北陸・東海乗り歩き【14】 富山ライトレール

これまでの経過は ⇒こちら


Dscn6867 Dscn6871 
 宇奈月温泉から11時16分発の富山地鉄普通列車に乗り、11時40分の新黒部で下車。北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅との乗り換え駅である。小さな駅舎を出ると、道路を挟んだ反対側に要塞のごとき立派な新幹線駅が建っている。新幹線ホームから外を眺めると、周辺の民家は少なく、まだ発展途上のようである。


Dscn6872 Dscn6873 
 黒部宇奈月温泉11時54分発の「はくたか557号」で1駅、富山へ。富山地鉄の電車に乗り続けていれば電鉄富山着12時53分だが、こちらは12時06分着。運賃ベースの安いJRゆえ、860円の自由席特急券を足しても、230円の投資増で47分の時間を生み出すことができる。新幹線は早い。


Dscn6875 Dscn6876 
 富山駅から地下通路を通って北口に出る。南側の新幹線仕様の駅舎に比べるとずいぶん小さく感じる。その駅の真ん前に、富山ライトレール富山駅北電停がある。駅をはさんで南と北に路面電車の路線がある都市は珍しい。この両線は2019年度に結ばれるべく工事が進められており、富山地鉄市内線の富山駅乗り入れもその一環であるが、駅北口側から見る限りその後の工事が進んでいる雰囲気はない。


 富山ライトレールの路線の大半は、旧JR西日本富山港線である。北陸新幹線の建設に伴う富山駅高架化と関連して、2006年にJRから移管を受け、LRT化のうえ開業した路線である。私は1989年、友人との北陸旅行の際に当時の富山港線に乗車済みであるが、富山駅北から奥田中学校前までの1.1kmは、富山ライトレールの開業と同時に新設された区間で、元の線路とは場所も大きく異なり、この機会に乗っておく必要がある。


Dscn6877_2 Dscn6883
 13時ちょうど発の電車に乗る。洗練された雰囲気の低床型電車には女性アテンダントが乗務しており、座席はほぼ埋まる程度の混み具合。富山駅北から単線の併用軌道を200mほど北へ進み、右へ折れる。インテック本社前電停を過ぎて700mで、線路は道路から外れて左へ曲がって専用軌道へ入り、奥田中学校前に停車。ここから先は旧富山港線の線路を走る。後方を眺めると、以前線路であったと思われる細い道路が伸びているのが見えた。


Dscn6886 Dscn6887 
 LRT化に合わせて旧駅舎の撤去やホームの新設が行われたらしく、行き違い駅だけでなく単線駅にも線路を挟んで上りと下りそれぞれのホームが設けられている。しかも付近で道路と交差する駅では、ホームが踏切を挟んで千鳥に配置されていて、道路交通の支障にならないよう配慮もされている。東岩瀬駅には、新設されたホームの向かいに、古い駅舎とともにかつての高いホームが残されていて、LRTのホームの低さがよくわかる。


Dscn6889  右手に富山競輪場とだだっ広い駐車場を見て、富山駅北から24分、終点の岩瀬浜に到着。駅舎はなく、ホームの目の前がすぐロータリーになっている。階段を上ったり下りたりすることなく移動できるのが、低床式のLRTの良さである。


 JR時代の富山港線は乗客の減少が著しく、末期の日中は1~2時間おきに単行の列車が行き来するだけの状況で、富山駅高架化に際しては路線そのものの存廃も議論された。
 その路線が、第三セクター化・LRT化により終日15分間隔で運行され、路線バスの再編やフィーダーバス路線の整備もおこなわれた。富山地鉄市内線との接続が実現すればより利便性は向上するに違いない。今後が楽しみな鉄道である。


 続く。



ランキング参加中です。みなさまの「クリック」が明日への糧になります。よろしかったら、ポチっとな

にほんブログ村 鉄道ブログへ にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道旅行へ  鉄道コム

|

« 2017年秋 北陸・東海乗り歩き【13】 黒部峡谷鉄道の旅(2) | トップページ | 2017年秋 北陸・東海乗り歩き【15】 もうひとつのLRT~万葉線 »

鉄道の旅人」カテゴリの記事

コメント

駅の北側ですね。
まだ見たことしかありません。
こういう風になっているんですね。
15分間隔・・・利用者の身になれば、ある程度本数あるのは必須とおもいます。15分なら、気軽に使おうという気になりますね^.^/

投稿: キハ58 | 2017/12/07 23:08

 キハ58さん、いつもありがとうございます。
 立派な駅舎の前に市街地が開けている南口と異なり、北口はホテルやオフィスビルが並ぶものの、静かな印象です。万穆接続が実現すると、また雰囲気が変わるのでしょうね。
 輸送単位が小さくても15分間隔で電車が来るというのは、非常に便利な印象を受けます。40万人そこそこの都市でも、やりようによってはこういう形で鉄道を活かすことができる、手本だと思います。

投稿: いかさま | 2017/12/11 00:21

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2017年秋 北陸・東海乗り歩き【14】 富山ライトレール:

« 2017年秋 北陸・東海乗り歩き【13】 黒部峡谷鉄道の旅(2) | トップページ | 2017年秋 北陸・東海乗り歩き【15】 もうひとつのLRT~万葉線 »