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2018/06/03

2009年世界の旅【90】フランス(2) ヨーロッパ最後の日本料理

これまでの経過は ⇒こちら。


 失くした手帳の行方は気になるが、出て来ないものは仕方がない。S君が夕食の予約をしてくれているとのことなので、とりあえずホテルを出て食事に向かうことにする。
 ルーヴル・リヴォリ駅から1号線でコンコルド(Concorde)駅へ行き、12号線に乗り換える。こちらは鉄車輪式の電車で、ドアも自動である。


Pb084210 アベス(Abbesses)駅で下車。地上の駅出入口の周囲は、木々に囲まれた小ぢんまりとした広場になっている。人通りが多い。石畳の道路は車2台がすれ違うのがやっとの狭さで、雑然としているが風流な光景である。
 細い坂道を登ったところにある、「くずし割烹・枝魯枝魯(Guiloguilo)」に入る。店の外は普通のカフェのようだが、店内はバーと寿司屋の折衷のような不思議な雰囲気である。


 少し背の高いカウンターの中では、パリッとした白い上着を着た料理人たちが数人、忙しそうに動いている。20人ほどで一杯になってしまいそうな店内は、すでにほぼ満席で、私たちの席だけがぽっかり空いている。客層は日本人とフランス人が半々といった感じである。カップルが多く、男2人はどうも場違いな雰囲気にも見える。


Pb084209  この店のルーツは、京都・西木屋町通にある「枝魯枝魯ひとしな」で、常時予約が取りにくい店として有名な店なのだとか。店主本人が2年ほど前にパリへ移り住み、この地に出店したのだという。料理はコースになっており、「くずし割烹」の名のとおり、本格割烹というよりはむしろ創作和料理といった感じの料理が出される。
 あっさりとした料理はどれも口に合い、美味しいのだが、量が物足りない。そういう意味では、なんだかフランス料理的な感覚でもある。酒込みで1人50ユーロくらい払ったような気がするから、結構な値段である。


 1時間半ほどで胃袋を軽く満たし、店を出る。石畳の通りをふらふら歩き、途中、煙草を買ったりしながらアベス駅へ戻る。それからメトロに乗車して、ルーヴル・リヴォリの駅でS君と別れた。
 小腹が空いているので、何か食べるものを、と思い、駅周辺をふらふらと徘徊してみたが、それらしき店は開いていなかった。私は諦めてホテルへ戻り、パソコンを開いてインターネットをぼんやりと眺めた。セントパンクラス駅からの遺失物の連絡はまだ届いていなかった。


 延々と、続く。


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コメント

結構おいしそうですよ~
と~まが、ベルギーだったかな?で入った中華のお店は、ひどかったです。
どうみてもラーメンの麺がパスタでした(;´・ω・)
和食はもっとないなーな時代だったかもです
今なら美味しいお店、いっぱいあるんでしょうねぇ
って、30年も前のハナシじゃ、話になりませんね

投稿: と~まの夢 | 2018/06/04 19:17

 と~まの夢さん、いつもありがとうございます。
 事実のほどはわかりませんが、私が海外をうろうろしていた10年ほど前が、ある種の日本食ブームで、世界各国で日本食のレベルが上がっていった時期だという話を聞いたことがあります。私自身もこの2か月間で、おいしい日本食に何度も巡り合った一方、酢飯うな丼のような強烈なまがい物にも出会っています。両極端ですね(笑)

投稿: いかさま | 2018/06/07 23:52

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