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2018/07/13

2018年夏・東北乗り歩きの旅【1】 新設フェリーで三陸へ(1)

 先週半ばから降り続いた雨は日本各地の至る所で街を呑み込む豪雨となりました。多くの人の命が失われ、街では停電・断水が続く中、復旧作業が続いています。被害に遭われた方に心からお見舞いを申し上げます。


 そのような状況の中、今となっては非常に気が引けるが、その週末、直前の日曜出勤の代休と早めの夏休みをひっかけて、私は恒例の鉄道旅行に出ていた。すでに北海道でも旭川周辺で農地が水没するなどの被害が出始めていたのだが、正直なところ、ここまで被害が広がるとも想像していなかった。


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 7月5日木曜日、普段だと仕事が終わってからそのまま空港へ直行、というパターンが多いのだが、今回はバスと地下鉄を乗り継いで札幌駅へ行き、12時57分発の普通列車で苫小牧へ。さらに乗り継いで東室蘭へ向かう。この時点で東室蘭と隣駅の本輪西の間で線路が冠水し、函館方面からの特急はほぼ全滅状態となっていたのだが、雨は上がっており、私が向かう室蘭方面への支線は平常運行。途中の駅で乗り降りを繰り返しながら、17時49分、室蘭に到着した。


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 室蘭駅に降り立つのはおそらく26年ぶりである。1997年に室蘭駅は港近くから1.1km東室蘭寄りに移転新築されているから、新駅は初めてである。移転前の駅舎は1912年に建設された道内最古の駅舎で、国の登録有形文化財にも指定されている。現在も建物は健在で、室蘭観光協会により休憩、展示スペースとして活用されている。


 室蘭駅から旧駅舎を経由して、室蘭港フェリーターミナルまでは、歩いて20分あまりである。学生時代、車を乗せて実家へ帰省するために、ここから2度ほど直江津行きフェリーに乗った。一時期北海道の玄関口のひとつとして、最大6航路が就航していた室蘭港は、利便性の高い苫小牧航路へのシフトや、航路を運営していた東日本フェリーの経営破綻などにより、2008年の青森航路を最後にフェリーの運航がなくなっていた。


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 今年6月22日、室蘭-宮古間にフェリー(宮蘭航路)が就航した。宮古港にとっては初の定期フェリー航路であり、室蘭港にとっては10年ぶりの復活である。利用率の高い苫小牧-八戸航路の補完機能も期待されているこの航路で、岩手県を目指す。


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 10年ぶりのフェリーを迎える室蘭港フェリーターミナルは、綺麗にリニューアルされていたが、肝心の乗客の姿はまばら。トラックの利用も、カウンターの女性係員の話では「6台ですね」とのこと。北海道からの貨物量がまだ少ない時期でもあるが、宮古からの道路整備がまだ完成していないのも理由のひとつだろう。就航からまだ2週間、先行き不安ではあるが、私にとっては今回の行程の肝をなす、大変重要な航路なのである。


 続く。



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コメント

会場から宮古入り、素晴らしい!
(一瞬、沖縄の宮古と勘違いしましたが^.^;;)
東室蘭-室蘭間は、新夕張-夕張間と合わせ、JR北海道の未乗車区間なんです。室蘭、そうなのですね・・・メモメモ。
先、楽しみにしています!

投稿: キハ58 | 2018/07/14 18:12

 キハ58さん、いつもありがとうございます。
 北海道に住んでいますと、旅に出るためのアプローチは飛行機が多いのですが、今回はターゲットが近かったこともあり、こういう手段も取れました。
 室蘭支線はともかく、夕張支線は来春までと決まってしまいましたね。どうぞお早めに遊びに来てください。

投稿: いかさま | 2018/07/16 22:31

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