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2018/08/12

2018年夏 東北乗り歩きの旅【10】 仙台市営地下鉄・常磐線で締めくくり

 前回の続き


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 かつて地上の仙台駅を起点としていた仙石線は、2000年に仙台-陸前原ノ町が地下化され、地下鉄駅に近いあおば通駅が起点となった。東京から移って来た4両編成の205系は、一部が朝夕はロングシート、日中はボックスシートに早変わりする「デュアルシート」に改造され、地下鉄と変わらぬ雰囲気の線路と相まって、27年前に私が乗った地上の路線とは全く別路線の様相を呈している。陸前原ノ町の先で地上に上がり、さらに高架へ駆け上がって苦竹に到着。ここで電車を降りる。


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 仙台市営地下鉄の乗りつぶしのため、ここから東西線卸町駅を目指す。歩いて30分程度とみていたが、雨の中では歩く気にもならず、大きな通りで傘を差して5分ほど待ち、空車のタクシーを捕まえて、10分かからずに卸町に着いた。
 卸町から仙台市営地下鉄東西線で荒井へ。都営大江戸線などと同じ鉄輪式リニアモーター方式を採用した地下鉄路線で、車両がひと回り小さい。


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 およそ5分ほどで荒井に到着。ホームから地上にある階段の段数が少なく、非常に浅いところにあるらしい。立派なバス乗り場を併設した、地下鉄らしからぬ駅である。
 再び東西線の電車に乗り、反対側の終点、八木山動物公園まで乗り通し、さらに折り返して仙台まで戻る。八木山動物公園も大きな駐車場を併設した立派なターミナル。途中区間では2度ほど地上に顔を出し、広瀬川を橋梁で渡るなど、一般的な地下鉄と比べれば変化に富んでいるが、大半の区間はトンネルの中で面白みに欠け、つい欠伸が出る。
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 仙台で南北線に乗り換えて北へ向かう。電車は一般的な架線集電式で、東西線から乗り換えるとずいぶん大きく感じる。終点に近い黒松・八乙女が地上駅になっているが、最後は地下へ潜って終点の泉中央。商業施設も併設された大きな駅である。折り返して仙台を通り越し、南の終点、富沢へ。こちらは長町南の先で地上に顔を出し、そのまま高架で終着となる。4つのターミナルで唯一の地上駅である。


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 これで仙台市営地下鉄は完乗となり、霧雨の中を15分ほど歩いてJR東北本線の太子堂駅まで出る。11時22分発の常磐線原ノ町行きに乗る。E721系2両編成の電車は、座席がさらりと埋まる程度の乗車率。岩沼から常磐線に入り、単線となる。
 常磐線は23年前の春、上野から「スーパーひたち」で駆け抜けて全線乗車しているが、東日本大震災の影響で寸断され、富岡-浪江が現在も運休となっている。また、駒ヶ嶺-浜吉田は、震災復旧に際して線路が大きく付け替えられている。営業キロも変更となっており、乗り直しが必要な区間となった。


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 岩沼から3つ目の浜吉田を出ると、線路は右に緩やかにカーブし、高架線へと登って行く。真新しい架線柱が並んでいる。高架駅になった山下・坂元を過ぎ、地上へ降りて新地。新駅よりやや海岸寄りにあった旧駅が、同駅に停車していた電車ごと津波で押し流された画像は今も強い印象に残っている。
 従来線と合流して、駒ヶ嶺着。反対側のホームに入って来た仙台行き普通電車に乗り移る。これで今回、私の東北エリアでの目的はすべて達成された。


 私はこの後仙台空港へ行き、大阪・伊丹行きのJAL便に乗った。大阪からは夜行高速バスで松山に入る予定であった。これも電車に乗るためであったのだが、非常に細かい話であるし、乗りつぶし記録上影響を及ぼさない話なので詳細は省く。


 だがこの時、広島、愛媛を中心とした中国地方は記録的な豪雨に見舞われ、至るところで線路が寸断されており、本州と四国を結ぶ連絡橋もすべてが通行止めとなっていた。予約済みだった松山行き高速バスの運休を伝えるメールが届いたのは、伊丹行きJAL2308便に乗るためにセキュリティーゲートをくぐった後の14時17分だった。17時に大阪へたどり着いたものの、松山へ向かう手段は飛行機以外まったくなく、私は雨上がりで蒸し暑い大阪で、何をするでもなく残る1日を過ごした。



 次回、総括。


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