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2018/09/02

2018年8月 鉄道全線完乗への旅【1】再びのフェリーで東北へ

 前回のブログに書いたような経緯で私は鉄道全線完乗を達成したのだが、7月の旅を終えた時点で、私は札幌市電都心線の他に、北海道新幹線・新青森-新函館北斗、148.8kmを乗り残している。これに乗ればJR全線完乗となるわけで、これはぜひ新函館北斗で達成したい。そのためには、新幹線以外の方法で青森へ渡らなければならない。


 そこで私は、7月の旅に引き続き、中距離フェリーで本州へ渡ることを考えた。
 最初に考えたのは、苫小牧-仙台の太平洋フェリーである。船内施設も豪華だし、夕方までに青森へ引き返すにはちょうどいい。就航船の「きたかみ」は新造船への更新を控えており、お別れ乗船にもなる。  ところがちょうど夏休み終盤の週末と重なっており、全ての等級が満席。苫小牧-八戸のシルバーフェリーもよい時間帯の空席がない。苫小牧-秋田・新潟の新日本海フェリーは、市街地から遠く離れた苫小牧東港発でアクセスが悪く、あまり気が進まないが、空席のあるのはこれだけである。


 8月17日金曜日、17時に仕事を終えた私はそそくさと事務所を後にし、17時20分発の千歳線快速「エアポート」に乗って、南千歳で下車した。苫小牧東港へはここから連絡バスが出ている。
 待ち時間に船内でのつまみと飲み物を買おうと考えるが、駅周辺にコンビニはなく、当てにしていた駅近くのアウトレットモール「レラ」に以前あったはずのコンビニもなくなっている。フェリーターミナルの売店はおそらく大混雑だろうから、取り急ぎ「レラ」内のドラッグストアでお菓子と飲み物だけを用意して、18時25分発の連絡バスに乗り込んだ。


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 道道と国道235号経由でおよそ40分、路線バスタイプの車両で多少しんどかったが、19時05分頃にはフェリーターミナルへ到着した。
 前日までの荒天の影響で、折り返し新潟行きとなるフェリー「ゆうかり」の到着が遅れたため、出航が1時間半ほど遅れるとあらかじめ連絡を受けていた。乗船までには余裕があるが、ほぼ満員が想定されるフェリーの乗船口はすでに大行列で人があふれかえっている。売店も予想通り人だらけである。大人しく列の後ろに着き、乗船開始を待つ。


 19時半過ぎ、乗船開始。船内での混雑を避けるため、乗船口で調整をかけており、行列は進んだり止まったりを繰り返す。ようやく私の番になり、持参のeチケットのQRコードを読み取ってもらうがエラー。何度やっても上手くいかない。係員が窓口へ走り、代替の乗船券を用意してくれたが結果は同じである。試しに後ろに並んでいた別の乗客のチケットは問題なく読み取られた。予約はきちんと通っているらしく、係員は船内と連絡を取って私を船内へ誘導してくれたが、どうにも幸先の悪いスタートである。


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 船内も船客で大賑わい。私はとりあえず、指定されたツーリストSの寝台へ荷物を下ろした。入口はカーテンで仕切られていて、一応個室状になっている。いっそ壁で囲ってしまえばよさそうなものだが、「ステート」と呼ばれる上級船室との差別なのだろう。テレビもついているし、セキュリティーはともかく、他の客を気にせず眠ることはできそうである。


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 出航まではまだ時間がありそうだが、まずは腹ごしらえにレストランへ。長距離運航の新日本海フェリーには、シルバーフェリーのようなオートレストランではなく、ちゃんとしたレストランがある。案に反してレストランは空いている。  一方で船内随所のフリースペースは、持ち込みの弁当などをつまむ家族連れやライダーでびっしりである。事前に飲食物を用意して乗船する客の方が多いのだろう。船内のレストランは高いという印象があるのかもしれない。しかし私の夕食は、ご飯と何品かのおかずを付けて850円。質素ではあるが決してハイコストではない


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 風呂に入ってのんびりするうち、20時50分、1時間20分ほど遅れて出航となる。今回は行程に余裕があるので、2時間くらいまでは許容範囲である。万一それ以上遅れても、明日の夜までに青森に着ければよいから、まったくあせらない。
 デッキで夜景を眺めたり、シアターで開かれたビンゴ大会で、当たらないビンゴに一喜一憂しながら時間を過ごすうち、眠気が襲ってきた。ベッドに入ってスマホをいじるが、海上に出たフェリーでは圏外。フリーのWifiもつながりが悪く、ヘッドフォンをしてテレビを観ながらそのまま眠りについた。


 続く。




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コメント

8月17日の本州方面なんて18日に次いで予約が取れないのでバイクで北海道ツーリングに出かけようとすると2ヵ月前の10時頃に職場のトイレにスマホを持ち込みひたすら予約サイトにログインを試みないと行けませんが、バイク無しならなんとかなるもんですね。寝台すら取れないことも多いですから無事本州に寝台で渡れたことがラッキーじゃないかなと思いますよ。

投稿: かわうそくん | 2018/09/03 19:35

まさに吉田拓郎・落陽の世界!
YHでその昔歌いました・・・苫小牧発仙台行フェリーあのじいさんときたら・・・♫
素晴らしい^.^/

投稿: キハ58 | 2018/09/04 21:47

 かわうそくんさん、いつもありがとうございます。
 そうですね、私も日本海航路は学生時代から幾度となく利用して、この時期は入手が困難なのは知っていました。最悪青函航路のザコ寝でもいいと思っていたのですが、偶然ツーリストBの空席があり、後日ツーリストSに変更したものです。
 私がツーリストSを確保した時には、車もバイクも空きがいくらかありました。出発日が近づくとキャンセルは少なからず出るようですね。そのあたりが狙い目かもしれません。

投稿: いかさま | 2018/09/05 23:09

 キハ58さん、いつもありがとうございます。
 吉田拓郎の「落陽」もさることながら、YH(ユースホステル)も懐かしい響きですね。大学時代はずいぶんお世話になりましたが、最近はさっぱりです。

投稿: いかさま | 2018/09/05 23:10

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