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2018/09/05

2018年8月 鉄道全線完乗への旅【2】2年ぶりの追分へ

前回の続き


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 翌朝は6時過ぎにすっきりと目が覚めた。下船前にひと風呂浴びようと浴室へ行くが、朝の営業は9時から。秋田港の発着で忙しくなるせいかもしれないが、このあたりが太平洋フェリーと比較してもサービスが劣る部分で以前から気になっているところである。デッキへ出ると、風力発電の風車とともに秋田港の岸壁が近づいてくるのが見えた。岸壁では釣りを楽しむ人々の姿も見える。


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 ともあれ「ゆうかり」は、1時間20分の出航遅れを回復して、定時の7時35分、秋田港に入港した。苫小牧東~秋田~新潟を2隻で週6便びっちり運航されるから、多少の遅れでも影響を最小限に食い止めるよう余裕のあるダイヤになっているのだろうと推測する。


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 秋田港フェリーターミナルの目の前にはJR貨物の秋田港駅が広がっている。ここにはJR東日本がホーム1本だけの簡易な駅を設置しており、クルーズ船の発着日に限り船客専用の列車を秋田駅まで走らせている。あくまで臨時・限定の運行であり、目下のところ私の乗車対象路線にはなっていない。フェリー客用に定期運行されるようになれば、いずれ再訪することになるだろう。


 フェリーターミナルからは秋田駅へ連絡バスが運行されているが、奥羽本線の土崎駅へは約2kmで、歩いても30分かからない。時間に余裕もあり、私はまだ営みを始めていない古めかしい商店街を抜け、少し回り道をして住宅街へ入る。30分ほど歩くと奥羽本線の踏切にぶつかった。青森寄りの方を望むと、奥羽本線から線路が右に分かれて工場へ向かっている。その先にあるのはJR東日本の秋田総合車両センターである。


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 踏切を渡り、なるべく線路に近い道路を選んで歩き、中を覗いてみる。解体待ちと思われる車両が並ぶ中に、東北では見られない通勤電車の姿もあった。帯の色から考えて武蔵野線あたりで走る車両ではないかと思う。後日調べてみると、やはり中央緩行線から武蔵野線に転用される209系電車と判明。ここで改造を受けたのだろう。


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 この日は「あきた鉄道フェア」と称する車両センター公開日に当たっているらしく、10時からのオープンというのに、入口には気の早い熱心なその筋の方の姿がちらほら。私も覗いてみたい気持ちに駆られたが、この先の予定もあり、素通りして土崎駅へ向かった。


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 土崎から、9時14分発の普通電車に乗る。「鉄道フェア」向け臨時電車で、3両編成の701系電車からはその筋の方々のみならず家族連れがたくさん降りてきた。ガラガラになった電車で1駅、上飯島下車。特に目的があったわけではないが、臨時電車のおかげで若干の時間の余裕ができたため、駅周辺を観察。踏切を挟んで上りと下りのホームが離れた構造は、JRでは珍しい。下りホームのすぐ目の前にある、一見駅舎に見える白い建物は、並走する国道7号線に面したコンビニエンスストアで、肝心の駅舎はなし。駅の入口も看板1本で、うっかりすると見逃がしそうである。


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 上飯島から定期の普通電車でさらに1駅、追分へ。ここは2年前、男鹿から鷹ノ巣へ向かう途中に立ち寄ったところである。今夏の甲子園を沸かせた金足農業高校の最寄り駅で、駅にも街中の商店にも応援ポスターや横断幕が飾られている。
 2年前にも立ち寄った、喫茶「ポニーテール」で朝食。秋田美人のバイトさんの印象が強いが、サイフォンで1杯ずつ淹れてくれるコーヒーもおいしかった記憶がある。


 トーストとコーヒーで遅い朝食。時間が早いのでまだバイトさんは来ていないとのことで、ひとりカウンターに立つ少しシャイな感じのある年配のヒゲのマスターとひとしきり高校野球談議。金農の生徒もよく出入りするお店だそうで、マスターもこのところいくつも取材を受けているとのこと。
 金農祝勝でサービスメニューも用意しているらしく、さぞ賑わうんでしょうね、と尋ねてみると、
町の男衆はみんな甲子園に行っちゃって、静かなもんですよ
と笑った。



続く。




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