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2012/05/18

廃車の末路

会社の先輩I氏が提供してくれた1枚の写真。

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場所は札幌市内某所の解体業者、時は4月の末。柵で覆われた解体品置き場に、あまりにも無造作に哀れに埋もれているのは、この3月に札幌市営地下鉄南北線から引退した3000形電車である。
1978年、南北線北24条-麻生間が延伸された際に登場した3000形電車は、最大5本が存在した。2005年から今年にかけて順次廃車になったが、車齢は長いもので29年、最後まで残った1本は22年である。

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これが長いか短いかの判断は、使われ方や状態にもよるのだが、同じ1990年に登場した車両としては、身近なところでは「スーパーカムイ」の785系電車がある。こちらは今もバリバリの現役である。
また、当ブログのトップに使っている小田急ロマンスカー「RSE」20000形電車も同級生であるが、図らずも今年、3000形と時を同じくして引退した。こちらは、まだ確定ではないが、現在富士急行への売却が取り沙汰されている。

私の知る限り、3000形電車はまだ状態も良く、廃車にするには勿体ないように思うのだが、地下鉄南北線では、車体長やドア数の違う5000形の増備が進んで、性能の統一やホームドア設置の障害になったことが、3000形の活躍の場を奪う要因になったのだろう。
また、売却先を探そうにも、ゴムタイヤ方式という特殊な条件に適合する鉄道会社などなく、結局解体するしかないのである。

3000形よりはるかに年季の入った名古屋市営地下鉄の電車が福井や四国で第2の人生を送り、東京メトロ丸の内線の電車が大量にアルゼンチンに売られていったことなどを考えると、不遇の電車だったのだと、つい涙を禁じえない。

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