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2012/07/17

【ちょうど1年前の旅 (9)】鳥取→大阪 中国・近畿西部落ち穂拾い

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最終日、7月12日。7時23分発の因美線智頭行き普通列車は、国鉄時代を彷彿とさせるタラコ色。満杯の高校生とともに7時38分の郡家で下車。7時43分発の若桜鉄道若桜行きに乗り継ぐが、たった1駅、八頭高校前で高校生はきれいさっぱり下車してしまう。
高校を挟んで向こう側には因美線の線路が見えるが、向こうに駅はない。たった1区間とはいえ、貴重な収入源としている若桜鉄道に、JRが遠慮しているようにも見える。

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3両編成に5人ほどの乗客を乗せて到着した若桜は、古き良き時代の面影を残す木造駅舎。構内には転車台が残り、保存運転のC12形SLが休んでいる。
後ろ2両を切り離して1両となった列車は、8人ほどの客を乗せて郡家へ折り返す。

郡家からは特急「スーパーはくと4号」で、未乗の智頭急行線を一気に駆け抜けて姫路へ。陰陽連絡線として高規格で開通した智頭急行を走る特急はざっと7割の乗車率だが、途中ですれ違ったローカル列車に乗客は少ない。最終日にして初めて、窓を雨粒が叩いた。

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姫路→加古川→粟生と乗り継ぎ、北条鉄道の単行ワンマンカーで北条町へ。沿線には水田が広がっている。車内にジリジリと音が響くから何事かと思えば、網棚の上に虫籠があって、どういうわけか鈴虫を飼っている。
終点の北条町は、加西市の中心に近いらしく、駅前は想像をはるかに超える賑やかさだったが、折り返し粟生行きの列車も乗客は少なく、拍子抜けである。

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粟生からは神戸電鉄粟生線の電車で鈴蘭台へ。廃線も取り沙汰される粟生線の末端区間は客も少ないが、神戸が近づくにつれて、大都市近郊路線の色合いが濃くなっていく。鈴蘭台で有馬線の三田行きに乗り継ぐと、テスト期間中らしく高校生の姿が目立つが、地方の高校生と比べると車内ではみな比較的おとなしい
有馬口で乗り換えて、有馬温泉へ。雨の中温泉街まで散歩をする気にもならず、周辺を少し歩いて折り返しの電車に乗る。これものちのち、「有馬温泉駅まで行って有馬温泉に行かなかった」と周囲から変人扱いされる理由のひとつになる。

有馬口から横山乗り継ぎでウッディタウン中央へ行き、折り返しの電車でJR宝塚線の接続駅、三田に到着。JR福知山線の快速を尼崎で捨て、JR東西線に乗り継いで海老江で下車し、隣接の大阪市営地下鉄千日前線野田阪神から桜川へ。

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桜川駅地下の長い通路を歩き、地上へ出ると、南海電鉄の汐見橋駅へ出る。できたばかりの近代的な桜側駅出口に対し、こちらはレトロ感たっぷり。かつて高野線のターミナルだった名残をよく残す汐見橋駅から、2両編成に乗客10人ほどの電車で、本線との接続駅、岸里玉出へ出て、最後っ屁のようにローカル気分を味わった。

それから天下茶屋まで戻り、空港特急「ラピート」で関西空港へ向かったが、もうここまでくると楽しかった旅の思い出よりも、明日からの社会復帰に向けたいやな気分の方が支配的になっており、胃のあたりがむかむかとし始めた

以上、このシリーズ終わり。

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