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2012/12/26

2006年12月の旅【その3】これもまた鉄道。

倉敷から総社へ向かい、井原鉄道で神辺、福塩線で福山と乗り継ぎ、山陽本線の電車に乗って瀬野で下車。
ここと隣の八本松の間には大山峠という急勾配区間が控えている。鉄道ファンの間では「セノハチ(瀬野八)」と呼ばれ、かつて広島方面からの上り列車は、瀬野で後部に補助機関車を連結してここを超えた。そのために国鉄時代には機関区も置かれていたが、機関車の高馬力化や旅客列車の電車化などにより、現在では一部の貨物列車だけが補助機関車を使用する。連結は広島で行われており、瀬野に機関区は現存しない。

このように由緒ある瀬野駅だが、近年は駅周辺の宅地化が進行し、乗客も増加傾向にある。ただ、このあたりの地形は瀬野川に沿った谷間で、住宅地は駅から北側の山に向かって広がっている。道路も整備されているが、かなりの勾配と察せられる。

この住宅街への往来のために設けられた鉄道が「スカイレールサービス」である。正規名称を「広島短距離交通瀬野線」と呼ぶ。

瀬野駅の北側に隣接するみどり口駅と、団地の中心にあるみどり中央駅を結ぶ1.3kmの交通機関である。路線の成り立ちからして、特定の団地の住民のためだけに整備された交通機関というのも珍しいが、さらにこの路線の最大の特徴として、ゴンドラで運行されているということが挙げられる。

2006121721実際に乗ってみると、スキー場で見かけるゴンドラをひと回り大きくしたサイズのキャビンがホームで客待ちをしている。ゴンドラと違うのは、決められた時刻表どおりに動くことと、ぶら下がる対象がワイヤーではなくレールであるということ。ただし、駆動はレールに併設されたワイヤーで行うというから、システム的には懸垂式モノレールとロープウェイの中間に位置する。
レールに依存して走っているから区分上は鉄道ということになっており、乗りつぶしを進めるに当たっては対象としなければならないらしい。

ゴンドラと違い、レールで支持されているから、揺れは少なく、乗り心地も悪くはないが、雰囲気としてはゴンドラ以上の何者でもない。日曜日の夜ということもあって他に客はおらず、非常にわびしい気分になる。

2006121719中間のみどり中街を経て、みどり中央までは約5分。駅の外へ出ると、イルミネーションで飾られた生活道路に、チラチラと雪が舞っていた。

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