かみかわ点描【2】旭川・宮前公園と神楽岡公園
今日の北海道は7月並みの陽気。道東の帯広市では最高気温が29.5度にも達し、西表島並みの暑さだったようである。
わが旭川市も最高気温は25.5度と夏日。ポカポカ陽気に誘われて散歩に出掛けてみた。
離れてから11年も経つと、町の風景は随所で変わっている。
特に大きく変わったのが旭川駅周辺である。駅についてはあらためて書くが、かつて地平駅だった旭川駅周辺は、玄関のある北側に市街地が形成されており、線路と忠別川によって分断された南側には、JRの車両基地(旭川運転所)や貨物操車場(旭川操車場:1986年廃止)が広がっていた。
「北彩都あさひかわ」と称する駅周辺の再開発事業により、車両基地は永山地区に移転され、旭川駅は高架化された。JRの線路と忠別川に挟まれた跡地は区画整理が行われ、商業施設や市科学館などが建設されている。
その一部が公園化されたのが宮前公園である。
平成22年に完成したばかりの公園は、忠別川に沿った緑豊かな公園で、ちょっとした遊具も置かれ、子供連れの絶好のくつろぎの場所となっている。気温が高かったせいか、水遊びをしている子供たちの楽しそうな姿が印象的だった。ランニング中の人や、のんびりと散歩を楽しむ老夫婦の姿も多い。
東側をみると、はるか遠くに雪をかぶった大雪山の姿も望むことができる。
宮前公園から忠別川を渡って10分ほど歩くと、神楽岡公園がある。
上川神社の裏手にあたるこの公園は昔からあり、花見の時期には至るところで焼肉の香ばしいかおりと煙が立ち上る。今日もたくさんのグループがバーベキューコンロを囲んで盛り上がっている。中には昼過ぎだというのにすっかり出来上がってしまっている人々もいる。
肝心の桜は、このところの高温で平年よりも早く開花したことと、週末に降った雨のために盛りを過ぎており、時折吹く優しげな風にひらひらと花びらが舞っている。
満開の桜が見られなかったのは残念だが、これはこれで風情があってよいのかもしれない。
【おまけ】
宮前公園の対岸、忠別川の河川敷から撮った富良野線列車の写真。左の写真、列車の背後に見えるのが、高架化された旭川駅である。
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コメント
10年ひと昔とは、よく言いますけど
きちんと整備されることは、いいことだと思います。
ただ過剰は、いけません
投稿: 姉さん | 2014/05/12 06:00
こんばんはいかさま。5月になれば日本全国同じような気温になりますね。少し九州が暑いかもしれませんが、以前北海道が米の美味しい産地になるでしょう。なんて聞いたことがあります。温暖化の一つかもしれませんね。

でも今年の冬は寒かった!
今北海道、良い季節でしょうね。
投稿: mitakeya | 2014/05/12 19:51
>姉さんさん
いつもありがとうございます。
鉄道の高架化というのは、町を均等に発展させるために非常に有効な施策です。その一方で、駅舎や周辺の、町独特の風景を画一的なものにしてしまう懸念もあるのですが、旭川の場合、その辺うまくやってるな、と感じます。ただ、まだ空き地が多い状況なので、これからが楽しみです。
投稿: いかさま | 2014/05/15 00:29
>mitakeyaさん
いつもありがとうございます。
北海道のお米の進歩はめざましいです。すでに新潟魚沼コシヒカリに匹敵する食味を持つと言われる「ゆめぴりか」、関東地区ではマツコ・デラックスのCMで売り上げが急増した「ななつぼし」など、おいしいお米が目白押しです。
九州のお米もいいですが、機会があればぜひ、北海道米を召し上がってみてください。以上、CMでした(笑)
投稿: いかさま | 2014/05/15 00:31