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2016/12/04

2016年秋・東北乗り歩き【6】黒石・元遊郭の一夜

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 大湊から野辺地、青森と戻り、さらに電車を乗り継いで弘前へ到着すると、時刻はすでに夜8時前。本来ならここで宿泊したいところだが、もうひとつ、弘南鉄道弘南線の電車に乗っておかないと、明日からの行程がうまくつながらない。単純往復すれば1時間半ほどで戻って来られるが、せっかくの初乗り区間であるし、景色が見える時間帯に乗りたい。そこで今夜は弘南線の終点、黒石に宿泊することにしている。


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 弘前駅の近くで手早く夕食を済ませ、20時30分の弘南線黒石行きに乗る。東急電鉄のお下がりである7000系電車に揺られること29分、黒石に到着。駅周辺は薄暗く、コンビニの1軒も見当たらない。
 黒石には「黒石温泉郷」と呼ばれる温泉地があるが、市街地からかなり離れており、早朝の電車に乗るには向かない。予約してある市街地には数少ない旅館のうちのひとつへ向かう道は薄暗く、コンビニもない。



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 駅から15分ほど歩いたところにあった今夜の宿、「中村旅館」は、一見古民家の風情。門扉の横の小さな電照看板がなければ旅館とは気づかないかもしれない。
 玄関を入ると、女将さんと思われる年配の女性が迎えてくれた。玄関から趣のある階段が2階に向かって伸びている。


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 その階段を上がって2階の部屋に通される。畳敷きの8畳ほどの広さに、テーブル・テレビ・ファンヒーターがあるだけのシンプルな部屋で、素泊まり4,300円。風呂とトイレは1階にある。部屋には鍵もついていないが、今日は他に泊まり客はいないようだし、何より実家に帰って来たような安心感がある宿である。


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 ネットでいろいろと調べてみると、この宿は築120年の歴史を持ち、かつては遊郭であったとか。玄関前の階段には遊女が並んでいわゆる「顔見世」をしていたのだという。この小さな町に遊郭があった事情は定かではないが、随所に歴史と重厚さを感じさせるこの旅館を、研究対象として訪れる人もいるという。


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 翌朝6時、私は旅館を出た。旅館から少し離れた「こみせ通り」には、風情のある建物が並ぶ。青森県黒石市、何やら奥深そうな町である。



 当分の間、続く。



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