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2020/02/18

令和最初のひとり旅【支線4】ゆいレール各駅停車 その1

 これまでの経過はこちら。

 【本線1】 【本線2】 【本線3】 【本線4】 【支線1】 【支線2】 【支線3】
 

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 梅田駅近くの居酒屋で懐かしい友人と酒を酌み交わし、気分が良くなった翌日に飛んだ沖縄で、ゆいレールの延長区間に乗車した後、私は空いた時間と1日乗車券をフル活用して、ゆいレール全駅に足跡を残そうと試みた。沖縄に来る機会などめったにないし、全線全駅制覇となればそれはそれで気持ちよかろう。4年前の訪問時と合わせ、これまでに乗り降りした駅は那覇空港・赤嶺・県庁前・美栄橋・牧志・宜保・首里・てだこ浦西の8駅である。ゆいレールの総駅数は19。残りは11駅である。


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 まずはゆいレール完乗達成したてだこ浦西から1駅戻り、浦添前田で下車。立派な駅舎が立ち上がっているが、一部の出口はまだ工事中で、駅前ロータリーも整備途上。ここで大きく左に曲がるゆいレールに沿って、次の経塚まで歩く途中、客が並んで待っている沖縄そば屋を見つけた。


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 その店「そば処玉家 前田店」は、市内に数店を持つチェーン店のようだが、地元客も多いようで味は確か。鰹と豚骨のダシらしいソーキそばの、さっぱりとしつつもコクのあるつゆは絶品。細めの麺もするすると胃袋の中へ入っていく。ボリュームもしっかりあって、サイドメニューなしでも満腹。700円の値段を上回る値のある一杯だった。こういう偶然の出会いがあるから、鉄道と歩きの旅はやめられない。


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 玉家の前の道路をまっすぐ歩き、トンネルをくぐった先が経塚駅。高架の駅なのに、両側の丘に挟まれた掘割のような駅である。ゆいレールは住宅地の広がる丘の上を高架で跨ぎ、道路はその下をトンネルで抜ける。ホームからは雑然と並ぶ小さな建物群が見える。家にしてはずいぶん小さいと目を凝らすとである。しっかりと屋根壁で覆われた墓は沖縄独特のものだと思うが、ご先祖を敬い、しっかりと供養する土地風土が生き続けているのだろうと思う。


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 経塚から再びゆいレールに乗って、次の石嶺で下車。ここも駅周辺のロータリーは未整備の状態である。モノレールの駅はこの先首里、宜保と続くが、どちらも以前に下車済みなので、駅近くの石嶺団地入口バス停から沖縄バスのおもろまち行きに乗車。モノレールに沿って走り、首里駅の先でモノレールから離れて首里城のふもとを経由する。


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 首里城前バス停で下車。首里城公園の入り口にあたるレストハウスに近く、観光客の行き来も多い。ゆるやかな坂道を上る途中の守礼門は、4年前と変わらず私を迎えてくれた。だがこの先、九慶門をはじめ正殿・御庭エリアへ通ずる門の前にはパイロンが立てられて封鎖されており、随所に警備員が立っている。有料区域はすべて立入禁止である。城壁の外を巡る道路から見上げると、黒く焦げて崩れ落ちた琉球瓦の痛々しい姿が見えた。


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 城壁に沿って上の毛公園を抜け、階段を下りて城下の住宅街へ出る。お城のへりに沿って住宅街の中を歩くと、商店の店先に「首里城公園・新エリア開園」、あるいは「首里城祭」のポスターが、そこで時が止まったかのように寂しく貼られていた。首里城の正殿をはじめとする建物群は、1945年の空襲など数次にわたって焼失しており、1992年に再建されたもので、それ自体が深い歴史的価値を有するものではないが、火災後のニュースで流れる県民のインタビューを見ていると、沖縄のシンボルであり県民の精神的支えであったことが窺え、胸が痛む。


 年が明けて2月、焼失した正殿などの一帯が報道陣に公開された。無残に焼け落ち、構造だけが残った建物の周りではがれきの撤去が始まり、ゴールデンウィークを目指して遺構の公開準備が進められているという。私が4年前に感動を得た首里城の偉容が再び目にできるまでには相当の時間がかかると思われるが、沖縄の歴史を語り継ぐために、ぜひ再びその美しい姿を現してほしいと切に願う。


  続く。


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