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2026/08/23

2025年秋 夫婦勤続25周年の旅【13】電車づくしも忘れずに。

 前回の続き。


  牡蠣料理と並ぶもう一つの目的の話。
 

Photo_20260809231801  広島電鉄本線は広島駅と広電西広島駅(己斐)を結ぶ、広電のメインルートである。かつては広島駅南口に停留所が設けられていたが、広島駅の再開発に伴い、2025年8月、広島駅のすぐ南西を流れる猿猴川をひと跨ぎする駅前大橋上に新しい線路が引かれ、そこから広島駅の駅ビル2階に直接乗り入れる形となった。
 この関連で、宇品方面へ向かう皆実線の分岐停留所は、的場町からひとつ西広島寄りの稲荷町に変更になり、稲荷町ー比治山下の間に新しい路線が整備された。(新)広島駅ー稲荷町の(新)本線0.6km、稲荷町ー比治山下の(新)皆実線0.6km、合計1.2kmが未乗区間となる。


Img_6859  新装なった広島駅は、JR線とほぼ垂直に駅ビルに突っ込んでいる。以前に訪問した富山駅の雰囲気が近いが、立地条件は電車乗り場の正面100mほどに新幹線改札口がある富山が破格である。一方、規模感では4本の線路と4面のホームを持つこちらの方が圧倒的である。電車の出入り本数も、それを待つ乗客の数も富山の比ではない。


 帰宅ラッシュで混雑する、2号線宮島口行きの電車に乗ると、広島駅を出た電車は、ゆっくりと下りながら猿猴川をひと跨ぎにする。以前は駅を出てすぐの信号に引っかかったり、ひっきりなしに出入りする電車同士がお互いの動きを封じるような感じがあったのだが、段違いにスムーズな出発である。駅ビルを飛び出してまっすぐ稲荷町へ向かっていく感じも堂々としていてよい。地上へ降りて稲荷町電停を過ぎ、従前の本線に合流すれば、本線0.6kmの消化完了である。



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 「かなわ」で2時間ほどの食事を堪能した私たちは、店を出てぶらぶら歩き、本通の停留場から広島港(宇品)行きの電車に乗った。皆実町六丁目で下車して交差点のコンビニエンスストアで少し時間を潰し、5号線広島駅行きの電車に乗り換える。左手に京橋川の河川敷、右手に標高71m、山というよりは小さな丘のような比治山を見ながら比治山下を過ぎると、ほどなく線路は分岐する。左折が新設線、直進が従来線である。この従来線の比治山下-的場町は、この時点では廃止ではなく休止扱いとなっており、今年3月、旧本線の的場町-稲荷町と併せて「環状線」として再開した。10時台から15時台の日中のみ、1時間1~3本の電車が走っている。


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 左折して新線に入った電車は、まだ真新しい軌道敷を快調に走る。本線との合流点である稲荷町停留場は、クロスする4方向の線路、それぞれ交差点進入前にホームが設けられている。広島行きの電車に乗ると、稲荷町のホームから、目の前の交差点を横切る環状線~本線と、まっすぐ正面へ駆け上がる駅前大橋と、その先の広島駅ビルが見える。この交差点で、皆実線0.6kmの乗車も終わり、私の手に再び「日本の鉄道全線完乗」の栄誉が戻って来た。電車は駅前大橋へと駆け上がり、駅ビルに突っ込む手前の信号で少し停車。駅を出てきた電車とすれ違い、鷹揚な感じで広島駅に到着した。


 ひところ、日本のあちらこちらで自動車に押されて邪魔者扱いされて廃止が進んだ路面電車だが、駅ビルに乗り入れた広島・富山などの例をはじめ、福井・高知などの駅前乗り入れ、宇都宮の新線開業、一度廃止された路線が復活した札幌など、昭和の苦難を生き延びた路線の復権が著しい。この先も駅前乗り入れ整備や延長開業などの話がいくつかある。地下鉄や一般の鉄道と比較しても、建設費の安さやバリアフリー対応の容易さなどの利点もある。岐阜市などは一度全面廃止しながら再整備が検討されているとかで、場当たり的で評価するには値しないような気もするが、趣味的な面から見れば、鉄道自体が若干退潮傾向にある中で、数少ない楽しい話題ではある。




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コメント

こんにちは。
ご無沙汰すみませんm(__)m
銀婚式おめでとうございます♡
記念してのご旅行なのですね!
お二人揃って存分にお楽しみ下さいませ♡

投稿: マコママ | 2026/08/24 15:11

マコママさん、ありがとうございます。
こちらからのお返事も遅くなってしまってすみません。
冒頭に書いたとおり、もともとは私のいつも通りの趣味的な旅行の計画がきっかけなのですが、思い立って実行に移してよかったと思います。
もし思い立たないどころか思い出しもしなかった時の修羅場を考えれば、いっそうそう感じます。

投稿: いかさま | 2026/09/06 23:50

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