秋の味覚
関西乗り歩きネタをもう一度お休みして、昨日の話。
午後8時前、仕事を終えて自宅に帰ってくると、玄関に大きな段ボールが置かれていた。どこかからのお届け物のようである。どうせいつものように嫁宛ての荷物だろう、こんなところに放っておいて、と、これまたいつものように大きな声を出そうと思ったが、少々様子が違う。
箱は白い箱で、近寄るとすでにほんのりと甘酸っぱい香りが漂ってくる。ぶどうのようである。箱のサイドには、近畿地方某県の農園の名前が書いてある。
もしや、と思って送り状を見ると、私に内緒でコッソリ先斗町の「万兩」さんへtutatyanさんに会いに行ったbuzzっちさんの名前と住所がそこにあった。
嫁が言うに、
「さっきから子供たちが、食べたい食べたいと大騒ぎしている」
という。2階から「♪ぶどう、ぶどう、ぶどう…」と歌うように坊主どもが駆け下りてくる。
お父さんはぶどうより先にご飯が食べたいのだが、そうはさせないぞ、という空気が家一杯に漂っている。
やむを得ません。さっそくいただきましょう。
厳かにふたを開けると、フィルムに包まれた大粒のぶどうの房が4つ。「ピオーネ」という品種で、紫色の果皮で大粒、種無しが特徴である。北海道にも余市町や仁木町など、ぶどうの産地は数あるが、「ピオーネ」は北海道では栽培できない品種で、珍しい。
皿の上に載せられたぶどうを覗き込み、お父さんのGoサインを待ち構えるハイエナ2匹。
「よし、食べよう!」の号令で、みないっせいに口の中へぶどうを滑り込ませる。大粒の果肉が果皮を破って口の中にツルンと入ってくる。甘い果汁が口いっぱいに広がる。果肉を噛むと、さらに甘い果汁が出てくる。
美味です。平板な表現だが、美味です。
3粒ほど食したところで夕食に取り組むお父さんを横目に、坊主どもは次々にぶどうの粒を口の中に放り込んでいく。かくしてお父さんが食事を終わらせていざデザートタイム!となったときには、満足げな表情のハイエナ2匹と、口をもぐもぐ動かしている嫁、そして皿の上にはすでに梗だけが無常にも残されていた。
「甘くておいしかったね~」というお父さんの感想に、嫁も子供も大きくうなずいて満足気であった。けれどもその後の、
「どうだい、お父さんが日々部屋に引きこもってブログを書いているのも、ひとりで電車に乗りに出掛けるのも、悪くないもんだろう」
という意見には、家族全員が大きく首をかしげた。
そして今朝、朝食とともに家族4人で奪い合うように1房を完食。そして帰宅すると、またしても無残にも梗だけとなったピオーネの残骸をテーブル上に発見する。
buzzっちさんありがとうございました。今夜現在残り1房、心していただきます。
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